スポーツ : 揺さぶり |
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「昭和の不況より最悪ですよ、こんな不況は初めてだ」とはきもの屋の主人が話している。80年間、こんな経験はないと半ば諦めた表情でいる。先般、友人が「いよいよ仕事でタクシーにも乗れなくなったよ。完全に廃止」と言っていた。営業マンとしてはなかなか厳しい時があるとぼやく。解雇だなんだかんだという中では、「何言ってるんだ」と思えるほどに、贅沢過ぎる悩みである。しかし、それぞれの"世界"の中で、人は四苦八苦している。
確かに予想を遥かに超えた不況の波が押し寄せている・・・・・飲食店も売り上げの芳しくない店舗は閉鎖となっていく。日本だけでなく、もう世界中が不景気という病に感染している。
スポーツ界も然り。ニュースを聞いてからショックは続いている。今季限りでの廃部が決まったアイスホッケー男子の名門である西武。チームを所有するプリンスホテルの業績がここ数年に悪化し、年間約5億円といわれるアイスホッケー部の運営費の維持が難しくなったという。このニュースを聞いてから、なんとも脱力感だ。本当にショックだ。日本のスポーツ界はスポンサーシップで支えられてきた。しかし本体の赤字は避けられなければしようもない事なのだ。頭では分かってはいる、分かろうとしたい、しかし、どうしようもない・・・・・選手達の気持ちとおさまらない動揺が伝わってくる。それでもシーズンが終わるまでの戦いはしなくてはならなくても、モチベーションだって下がるだろう。不況の影響がじわじわと、そしてスポーツ界までをも揺さぶりをかけている。ああ!どうこの波をどう抜けきっていけばいいのだろうか?
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