ch10.生活 : 「吉」をひきまた「吉」をひき |
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あれこれ、ドキドキし思い悩んだりするのならば、敢えてひかなければいいものなのだが・・・・ついついひいてしまう御神籤。今年、生まれて初めて?ということが起こった。初詣で某神社でひいた御神籤は「吉」だった。「大吉」とは少し怖い気持ちがするから、何となくホッとした。そして、先般、ある仕事の帰りに都内某神社で、ぐぐっと引き寄せられるように商売繁盛を願ってお参りした。そしてひいた御神籤は「吉」だった。ご神託を読みながら途中で「あれっ?」と思った。初詣でひいた、大事に財布にしまった御神籤を取り出して見た。ほーっ!こんなことってあるんだな!と思った。それは同じ番号の御神籤だった。体裁?は全く違うのだが、内容は全く同じだった。ちょっと呆然。いろいろ考えた。偶然といわれれば偶然だろう。
忘れもしない。あの年の御神籤。初詣で「凶」が出た。初めての事で少し動揺した。動揺しながらも「凶」という御神籤が本当にあるのだと思った。しかし、何となく、気分がすぐれずに他の神社でまた御神籤をひいた。次も「凶」だった。この時の落ち着かなさは今でも思い出すのも嫌なほど。やめればいいのに・・・・また次の日に別の神社でひいた。「凶」が出た・・・・・ 「吉田さん、どうしたの?顔が真っ青よ」と友人たちに言われた。三度も「凶」をひいてしまった。落ち着かない一月が過ぎ、二月になり、実母が急に倒れた。そして亡くなった。
昔から人々の生活の中に浸透している御神籤。吉凶よりも運勢の説明が大切であると言われるが、人生は身に余るほどの幸福は望まない。まさにお釈迦様の仰る小欲知足でいい。
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