ch10.生活 : おくりびと旋風


  今 巷では「おくりびと」旋風!らしい。映画のロングランでどこの映画館も満員だということだ。先般もある映画館で「お立ち見ですが・・・」と映画館のスタッフの人に言われて、立ちすくんでいるご婦人がいた。
  この映画の影響で、「納棺師」という仕事も脚光をあびて、希望する人も多くなっているという。特に、高齢者の希望者が多いという。また若い納棺師の人もこれまでは映画同様に家族にも友人にも自分の仕事についてなかなか話せなかったという。しかし、何故、誰でも必ず、直面する「死」を取り扱う仕事が何か忌み嫌われていることも考えてみればおかしなことだが・・・。
  この旋風?で「マイ骨壷」も流行りだしたようである。既に、陶芸教室に通う姑が必死に何ヶ月も作っていたのが「マイ骨壷」でやっと先日「完成した!」という作品を見せてもらった。「すごいでしょう!」と大自慢をしていた。なかなかの大作で、褒めちぎってしまった。ある時「いち子さん、百合の花ある?」と急に言った。たまたまカサブランカ好きの私はリビングに沢山飾っていた。、渡したカサブランカをせっせせっせとデッサンしたようだった。骨壷には見事なカサブランカが描かれていた。「実にきれいに発色しましたね」とまた褒めちぎってしまった。「生前に墓を建てたり骨壷を用意するとずーっと長生きするようよ」と言うと姑は嬉しそうに笑った。

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このページは、ichikoが2009年2月26日 19:20に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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