社会問題 : 清水由貴子さんの「死」 |
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先般、打ち合わせの後に軽く皆でビールを飲んでいた時、元タレントの清水由貴子さんの自殺のニュースを見た。メンバーの中には清水由貴子を知らない人もいる。そうか、20代の人にとってアイドルの清水由貴子という名前はないのかも知れないね。
あの人懐っこい笑顔で、どちらかというと面倒見の良い肝っ玉母さんタイプだ。テレビでは「母親の介護疲れか」と言っていたが、亡くなった現場が父親の墓石の前というのが辛すぎる。硫化水素を用意していたのだったら、自殺をするつもりでいたのかも知れない・・・・。しかし、霊園まで乗せて来てくれたタクシーを待たせようとしたとも・・・その点もよく分らない。妹さん向けのメッセージ゜もあったというがこれは果たして遺書なのかどうか。介護により、心身疲れていたための自殺とは簡単に言い切れない何かを感じる。それよりも、夫に先立たれ、一生懸命に育てた娘が成功を掴み、そして優しさを持ったその娘に介護されて、そして目の前で愛する娘の死を見てしまった母親の気持ちを思えば、言葉も出ない。不幸である。信頼すべき姉をいきなり失った妹の気持ちもはかりしれない。不幸である。何故?そんなに急いだのだろう。「もう嫌だ!」といえないほどの真面目な心優しい女性だったのだろうと思う。しかし辛苦を背負って、死を選んだとしても残された者にとってそりは死ぬ事よりも地獄であるのだ。ああ、もう一呼吸してほしかった。少しだけれど、やはり親の介護を体験したからこそ、その「もう嫌だ!」がいえるかいえないか?この気持ちも辛さも切なさも分る。しかし、生きていればこそなのだ。
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