ch12.その他 : 何とも痛ましいマイケル 追悼! |
||||
私は「一人の天才の死」「英雄の死」であると、ただそれだけ思っている。しかし家族による遺体の更なる解剖などと聞くと「ああ・・・やはり」と思うしかない。他人であるからだ。マイケルというひとりの男の死は何とも痛ましい限りだ。またロンドンではカムバック・ツアーの中止にともなう多額の経済損失の計上などと騒がれ、その損失の事実は事実であっても仕方ない。だが、死しても尚、彼の魂が救われるこがないのかと・・・・。
大ヒットした映画「おくりびと」はまさに日本人の死生観をあらわしているものだった。要は"死ねば仏"である。諸行無常である。死生一如の中国人の伝統的な思考様式とは異なる。
人は必ず「死」を迎えるものの、「死」がもたらすそれぞれの国や民族の考えや思い。ただ、市井のものであれば・・・そうであればこそのことなのだろう。しかし、ひとりの天才が英雄となり夢や諸々の事を遺産と残した時、思いもしない結末に進んでいく。「プレスリーのように死にたい!」と、奇怪な言動や生活習慣があったにせよ、結局は彼の夢さえ叶わないのか、残された欲をもった人々によって葬られることで。静寂な魂はどこへいくのか?と日本人の私は思う。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 何とも痛ましいマイケル 追悼!
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1721
コメントする