ch10.生活 : 感謝の言葉「いただきます!」 |
||||
最近はなんと!歩きながらものを食べる若者が増えていると聞いた。信じられない。「増えているよーです」なんてテレビレポーターの皆さん、ニコニコ言っている場合じゃないでしょ?! うるさい小言幸兵衛ではないが、若者には先輩の大人たちが注意をしないとまずいでしょ?・・・・・とまあ、こんな事を言うと「何されるか分らない、物騒だし・・・・」とかえってくる始末。
最近は「食」のスタートはやはり「家庭」しかないとつくづく痛感。バリバリそしてお洒落な社会人でも、「食」のシーンで「えっ・・・・」「あの・・・」と絶句することもしばしば。その時、仕事というより、その人の育った「家庭」が見えてくるのだ。もう一度も子どもだけでなく大人も「食」の大切さに気付いてほしい。
枝豆王子こと児島啓介さんからメールがきた。彼は現在南青山マンダラというライブハウスを拠点に音楽活動を続ける一方、子どもたちの好奇心を呼び覚ます「枝豆のいのち」を教材にした食育のアイディア授業を主に小学校で行っている。1学期は10校で授業を行ったそうである。通算は20校ほど!
そもそもこのプログラムは彼の作品の1曲の歌を作ったことから始まった。その歌こそ「よくかんで食べましょう」だ。「よく噛んで食べるのよ」と親たちに言われたものだ。
児島さんは、そうした活動をする中で、全国の枝豆農家さんとの交流の中、その仕事や、「おいしくいただいてます」「いのちをありがとう」という声が農家さんには届いていないということ、またクレームしか届かないことなどを知るうちに、枝豆という垣根を越えて「ありがとう」の手紙を歌にした。
「食べものをいただく」ことは、「他の生きもののいのちをいただく」ということ。「よくかんで食べる」ことは、「他のいのちと、より深くつながる」ということだと児島さんは言う。そして地球のすべての生きものがすこやかに暮らしていくためにはどうしたらいいのか、授業の中では子どもたちからの提案を引き出すことをスタート。
日本が世界に誇れる感謝のことば「いただきます!」には深い思いが込められていること、いま一度日本人全体で見直すキッカケを作りたいと考えているという。そして、1人1人の「いただきます」の声がやがて大合唱になり、歌声ですべての生産者さんへ届く、全国に響いていくことを願いながら歌っている・・・・・とある。「いただきます」という言葉。胸に響く。そんな大切な言葉と気持ちを持ち続けたい。
「2学期から毎日、1校でも多くの小学校を授業して回りたいです!」という枝豆王子。わが校にも!という方、是非ご連絡くたさいね。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 感謝の言葉「いただきます!」
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1752
コメントする