ch02.健康 : 長生きするという素晴らしさとは? |
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私たちは小さな日常の数字にはビクビクするが、もっと重大な数字には麻痺感覚がある。例えば「兆」という数字。見た事もない、そんな数字には全く感覚がないのだ。今日本では毎年一兆円ずつ増えていることにはピンときていない。驚きもしない。健康保険がきくからと安心などしていられない筈だ。自己負担が着実に増えるわけで、この段階で「あれっ?」「なんか大変!」と気付くのかも知れない。
厚生労働省が2日に2007年度の国民医療費が34兆1360億円、国民一人あたり26万7200円と発表した。この数字は過去最高だという事実。何故?驚きもしない感覚は一体?
年齢別で見た時、65歳以上が7439億円で全体の52%。70歳以上41.5%、75歳以上は29.6%。またこの数字はすごい・・・・言葉を失う。過去最高の数字だ。厚労省は、高齢化や医療の高度化に伴う自然増と言うが、このままでは確実に、国が滅びる。「いいじゃない?病気にかかって、高度な医療を受けられてどこが悪いの?」という人もいた。言葉を失う。何も怪我をして血だらけの人や心臓発作で倒れた人をそのままにしておけなどと言っているのではない。
話しは変わるが、1960年代,そして70年代、アメリカは病んでいた。難病が激増したいたのだ。心臓病の増加、そして癌、糖尿病、肝臓病と、病気で国が滅びると言われた時代だ。当時、大統領候補となったマクガバンは上院に栄養問題特別委員会を作り、世界中のデータを調べ、1977年にマクガバン報告書を出した。つまり。文明先進国が病んでいた原因はどこにあるのか?それは最も我々の身近にある「食事」であると結論付けたのだ。
「しようがないじゃないか」と日々、過剰なストレス、不規則な食事を続けていて、果たして健康になれるだろうか?日々、クスリを処方してもらって、それを「飲む」という行為が習慣になっているということ。生活の中で改善や努力なしで本当の健康、つまり人間本来の持つ、素晴らしい自然治癒力を失ってはいないか?長生きをするという、その素晴らしさは健康であるということだけである。何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しである。要は腹八分目医者要らず。これくらいの気持ちで日々の健康管理を心がけようではないか。
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