ch12.その他 : 自然のエネルギイ |
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今、マレーシアの首都クアラルンプールでは砂糖不足の影響が深刻ということだ。地元の大型スーパーが客1人につき販売する砂糖の量を2キロまでに制限しているという。「2キロなんて使わないし」とか「砂糖はダイエットの大敵」ななどというかも知れないが、そう言いながらも、「甘いものは別腹~」なんて言って、スイーツ食べ放題などの番組やパティシェの話などばかりではないか。日本人は一体無意識のうちにどれくらいの砂糖を消費しているのだ?と言いたくもなる。我々には大変なじみはうすいが、イスラム教の断食月ラマダンでは、日が昇っている間の断食を終えた後、夕食を大量にとるため砂糖の需要が大幅に増加するということだ。
砂糖不足は密輸にも繋がる。マレーシア政府が1974年から砂糖の上限価格規制を設けていることから、倍の価格で売れる隣国タイへの密輸が横行しておりマレーシアでの砂糖不足につながっているのだ。闇市場で売られる砂糖の価格は1.50~1.70リンギット程度。政府は情報の提供者に、最大1万リンギットの謝礼金を提供しているというほど。しかし、なんと言っても最大の砂糖生産国ブラジルの一部地域で、例年を4倍も上回る大雨が降り続いたことでサトウキビが大きな打撃を受けたことも大きい。
豪雨、地震など自然災害は予測も出来ない。自然のエネルギイには敵わない。素晴らしい"人間がプラスと感じる"のエネルギイを享受しつつ、人間では太刀打ちできない力を自然は持つ。人の非力さを改めて感じるのだが・・・・。
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