ch12.その他 : 人世を連れ合いながら・・・・ある日 |
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女優の南田洋子さんが亡くなった。
ある時、老老介護というのか、夫の長門さんの闘病生活の番組を見た時、心が痛んで、言葉が出なかった。一度は「何もテレビで・・・・」と思ったのは確かだった。
私にとって、南田洋子さんといえば、音楽番組「ミュージックフェア」の司会のイメージが強い。凛とした美しさ。才気を感じる素適な女性であった。そして何よりもあのヘアスタイルはお洒落であった。隣りでとぼける長門さんをニコッと笑い、フォローする南田洋子さんだった。
石原慎太郎原作の「太陽の季節」のヒロイン役だったと言う。私は勘違いしていた。南田洋子さんがヒロインだったとは思っていなくて・・・・・。そしてこの映画で初共演した長門さんと、結婚したそうだ。結婚生活の中にもいろいろあったようだけれど。
しかし「いつでも逝ってもいいよう、百万遍の別れを告げていた。だから、後悔はしていない」「愛おしく僕を待っていてくれた、ただ1人の女性」「一生分のキスをした」と、いろいろな葛藤もあっただろうが、連れ合いの巡る思い出に包まれた南田さん。まさに"お連れ合い"という言葉が相応しいご夫婦の気がする。涙ぐむ連れ合いの姿に、微笑みかけている・・・・そんな気がした。
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