ch01.政治 : 郵政民営化のうねり |
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苦渋に満ちた表情とはこのようなものなのだろう。
日本郵政の西川善文社長の記者会見での激高というのか。マスコミ報道関係者のカメラのフラッシュや音に対して「やめようか!?」とまで声を荒げた。「もはや私が現在の職にとどまることはできない」と述べた表情。口元に全ての気持ちが現れていた気がした。
既に、亀井静香金融・郵政改革担当相の頭の中には次の「意中の人」がいると言う。我々は政権交代の今、口では「交代、交代」と簡単に口にはするが、あの、小泉政権での改革は一体何だったのか?とふと思う。あの時以来の郵政民営化の流れはうねりながら大きく転換する。
今後は西川氏以外の日本郵政取締役にも退任の動きは広がるだろう。
しかしこの秋頃だったか、西川氏としてみれば信頼できる側近たちが去って、そして今、こうした「時」を迎えた。 「民営化のためにこれまでやってきたこと、これからやろうとすることとの間に大きな隔たりがある」という西川氏の指摘には思い残すことはないとは言いながら、そうではない・・・という気迫さえ感じた。
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