スポーツ : それぞれのエピソード |
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しかし感動が多かった。いろいろ気付くことも多かった。
第21回バンクーバー冬季五輪が28日午後(日本時間3月1日午前)に閉会式が行われた。17日間、7競技・過去最多の86種目にわたっての熱戦が繰り広げられた。
いろいろなエピソードがあるのだろうが、フィギアで銅メダルを獲得した高橋大輔の話しを聞いて、少し血の気がひいた。3年間師事したモロゾフコーチから離れてのシーズン。「あなたが決めること」と言われ、人生で初めての大きな決断をしたという。それはそうだろう。決断まではかなりしんどかったということだなのが・・・。
ところで、織田信成選手の、競技途中で靴ひもが切れる事態を見た時は「えっ?まさか・・・そんなことが?」という気持ちもあった。しかし、選手にとってはくつ紐はまさに一心同体ともいうもの。微妙な感覚的なものらしい。だからプレッシャーでナーバスにもなっている選手にとって、試合前に取り替えることなどしないのがふつうらしい。だが、高橋大輔のコーチは点検の時、思うことがあって「靴墨をぬるから」と言い、彼には内緒でくつ紐を交換したらしい。高橋選手は競技が終わってから初めて、そのことを知らされたらしい。
まあ、それぞれの選手には忘れえぬ思いがたくさんたくさんある事だと思う。しかしそれぞれの国の選手の活躍にスポーツとは本当に世界のいろいろな壁をこえるものだと思えた。
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