社会問題 : モンスター


  先般、某所で団塊モンスターの話しになった。一時期、盛んにいわれたモンスターペアレンツのように理不尽なことを言うわけでもないらしいのだが・・・。

  ところで、先日、スーパーで買い物をした時の事。荷物をまとめようとカウンターに行ったところ、店内のコーナーのところでお客さんらしい男性がなにやらグタグタと言っている。その男性の前には30代~40代とおぼしき男性が頭を下げている。店長か?まあその店の責任者なのだろう。グタグタ何かを言っている男性の方は50代かまたは60代か?。よくは分らないのだが、兎に角一方的に文句を言っているようだ。しばらくすると、その担当者に「それでいいと思っているのか!」と声高になり、怒り始めた。お辞儀の角度が気に入らなかったようだ。「こうだ!こうするのが当たり前だろうっ!」と自分がお辞儀の仕方をして見せている。深々と。その後に担当者は相手がしたように、深々とお辞儀をした。話しの内容はまったく分らない。もう少し聞いていようかと思い、商品をゆっくり~ゆっくり~と詰めていたのだが、さすがに詰め終わり、その場を立ち去ることにした。
  
  別の日に元流通の会社にいた友人にこのことを話し、お客のクレーム処理の事を聞いた。「そりゃぁ専門の部署があって、プロ中のプロが対応していましたよ」と彼は言う。「しかし大変な仕事よねぇ」と言うと「もう、懐がふかいというか・・・僕には絶対に出来ないなと思える仕事ですよ~」と言う。しかし、消費者のクレームは対応方法があとあとまで響くものだ。結構、担当者=企業のイメージにもなってしまうものだ。

  今日は朝から良い天気である。サクラもいよいよ見ごろだ。スーパーにいたあの男性は今、どうしているのだろう?っと思う。そして結局、担当者の人はどれくらいの時間を対応処理に費やしたのたかと思う。しかし、いつの時代も人の心とは不可思議であるというしかないな。

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このページは、ichikoが2010年3月20日 08:07に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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