ch07.味 : どらやき |
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軽く・・・もということもない。本来お詫びはお詫びとしてきちんとしないとならないのだが、以前、お詫びをしなくてはならない時、手ぶらというのもなんなので、新橋にある新正堂さんの"切腹最中"を持参したことがある。その名前で先方も「いやいや、そんなに気にしないで下さいよ~」と言われたことがある。切腹!とその名前の最中の話から和菓子全般の話しで盛り上がったことがある。本当にお菓子には救われることが多い。
巷で人気のスイーツだとかいろいろ話題も多いものだが、ひっそりとコツコツとお菓子作りをしている店もある。たまたま池袋の情報誌の編集の打ち合わせで代理店にお邪魔している時「ところで・・・」という話題になった。代理店の社長が言うには「兎に角、美味しいどらやきなんですよ。それこそあっと言う間に売り切れるんですよ」と言う。「へぇ・・」と聞いていたのだが、次の心相数の宮城悟先生のオフィスへ打ち合わせに、丁度何かおみやをと思っている時だったので、その店に案内していただいた。なるほど!多分、店だと知らなかったらすーっと通り過ぎてしまうだろう。そんな小さな小さなお店だった。丁寧に焼かれたどらやきが店頭にあった。「今日は雨降りだから・・・良かったですね!吉田さん」と社長に言われた。「どらやき すずめや」と書かれた名刺には午前10時より売り終わり次第終了と書かれてある。本当に売り切れ次第のようである。
どらやきをおみやにさらりと出すと宮城先生が「ほほーっ」と顔がほころぶ。何でも目白にお住まいの時はいつも「すずめや」さんにどらやきを買いにこられたという。「本当に美味しいね。ここのは!」と微笑む。ちょっと濃い目の日本茶とどらやき。何とも美味しい午後であった。
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