ch07.味 : 江戸の味 |
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昔から料理の基本調味料として"さ・し・す・せ・そ"「酒/砂糖(味醂を含む)」「塩」「酢」「醤油」「味噌」と言われるが、浮世絵研究家であり作家の車浮代さんがこの度、 PHP研究所から 『"さ・し・す・せ・そ"で作る <江戸風>小鉢&おつまみレシピ』 という本を出版された。以前は「車取さん」であったが、この度、「車」と改名されたという。
私は江戸の文化が好きで、車浮代さんには「浮世絵」の事を教えていただいたことがある。単なる浮世絵の美術・歴史的な知識だけでなく、その奥に隠された"秘密"などを解読していくと「へへーっ!」「はぁーっ!」と全く別の世界が見えてくるものだ。
さて、今回のご著書は、江戸の料理書にあるレシピを現代風においしくアレンジしたもの。焼き大根、新しょうがのみそ漬け、ねぎま鍋、さんまのわた焼き・・・カラー写真で紹介されているので、見て楽しい、
思えば、現代は日本食だけでなフランス料理、イタリア料理、中国料理・・・そしてスイーツ!スイーツ!と食べたいものは何でもかんでも口に入る時代だ。食べる事が当たり前の日々だ。いわば人々は飽食ということさえ忘れている。
江戸時代の質素な生活の中、素朴な素材を使って人々がどれだけの工夫をしたのか?そんな事を思いながら作ってみると楽しいと思う。
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