ch11.経済 : 日本の底力が試されるのだと思う |
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今回の誰もが想像もしなかった巨大地震は、発生の3月11日から15日までに株価を大暴落させた。プロ達をもフリーズさせてしまうほどのものだったと聞いた。
今、報道などでは津波の凄さをあらわす映像が何度も繰り返される。そして被災地の様子や避難された方々などのレポートが多いのだが、実は地震で被害を受け、操業停止の企業の工場などの多さには本当に言葉につまるものがある。再開の為に復旧作業も続いているところもあるのだが、再開の目処が全くたたないというところさえあるのだ。
例えば、誰でもが知っている大手企業でもである。液晶のパーツを作っている工場や自動車の部品工場の操業停止、再開の大幅な遅れはそれこそ大打撃である。全ての商品はそんなひとつひとつの部品から成り立っているのだと再認識する。そこでコツコツと部品をつくる人々の力で商品は完成していくのだ。
自然の猛威で我が家が流され、愛する家族を一瞬のうちに失った方々のことを日々思う。「朝起きた時に、全てが夢だったらよかったのに・・と思う」「今、逃げてしまえば自分は楽なのかも知れない」などという言葉を聞くと胸の奥がぎりぎりぎりぎりと痛む。底知れぬ不安で皆、胸が潰れるほどの痛みに耐えているのだ。
しかし、今こそ日本という国の、そしてそこに生き続けている日本人の底力が試される時なのだ・・・そう考えないと前に進めない。少しでも自分たちに少しでも力が余っていたら捧げようではないか。遅々であってもいい。日本人である事を誇りに思い、一緒に力強く進むしかない。
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