日頃、街中を歩いていると本当に元気な高齢者が多いことに気付く。まあ、元気であるから外出されているのだが。日本は世界有数の長寿国。しかし「必ずしも幸せとは言えない現実がある」と一石と投じる『「平穏死」10の条件』(長尾和宏著)を読んでいるが何と!発売2ヶ月で9万部のヒットということだ。9万部です。すごい!平易な語り口ながら、日本の医療や社会が目を向けてこなかった重要で画期的な問題が提起されている。人は生まれてくれば必ず死ぬ。世の中に「絶対に」ということがあるというなら人の死は絶対にやってくる。命についてふっと考えてみるのにいい一冊である。
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