コンビニ最大手のセブンイレブンのが今、大きく変貌している。独自開発した500ミリリットル入りペットボトルの茶飲料3品目の「緑茶」「烏龍茶」「麦茶」を98円で21日から販売する。コンビニが飲料の主力商品である500ミリリットルペットボトルで100円未満の商品を発売するのは初めてのこと。
  24時間営業のスーパーやドラッグストアなどの競合が増えるなか、価格訴求の重要性がより大きな焦点となったからに違いない。
 飲料は、コンビニ全体の売上高の1割程度を占め、3割の弁当に次ぐ主力商品だ。他のコンビニはまさに死活問題だろう。我が家の近くにもセブンの横にローソンがあり、交差点斜め前にエーピーがある、まさに激戦区。またまた11月3日にはエーピーの横に始めて聞いた名前のスーパーが開店した、ここまた安い。主婦としてはまたチョロチョロウロウロするのだ。
 セブンの98円飲料は、独自開発のプライベートブランド。これまで大手メーカーを競わせて共同開発してきた高付加価値で販売価格が高い独自商品とは明らかに一線を画している。
  しかし、よくよく考えてみるとウーロン茶はしようがないが、昔から緑茶、麦茶などは家庭で作るものだった。となれば98円と「安売り」という文字に躍らされているのは消費者そのもの。よく考えよう。「食育」と声高らかにいう方々が「お茶」の一つも満足に淹れることができなくてはしようもない。また、「麦茶」を美味しく感じるあの夏の感覚が子どもたちになくなっていくのかと思うと・・・・。本当に季節感のない日本になっていく。

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コメント(2)

>98円と「安売り」という文字に躍らされているのは消費者そのもの。
激しく同感。
僕は、昔から缶やペットボトルのお茶にお金を出す気になれません。
好みはあるでしょうが、98円でどこが安いの??と思います(^^;
僕もこのネタはYahoo!トップから見ましたが、
消費者の立場から(←消費してませんが…)
この程度の事をニュースにするほどのものかと思います(´-ω-`)

吉田いち子 :

メーカーさんのことは十分わかっているつもりなのですが、日本人の生活の中で培われた文化というものが、どうもなくなりつつあると思っています。熱湯を入れてお茶の味をそこなった時に祖母がお湯の温度を教えてくれたり、夏の暑い時期にはあの蒸しかえるような空気の中に漂う、麦茶の香ばしさ。その麦茶にお砂糖を入れる、入れないで言い合いになったり。無くして欲しくない文化のような気がするのです。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2006年11月 5日 16:08に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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