ch07.味 : 春の宴


   春の気配は何故こんなにうきうき・・・というより何故こんなに浮ついてくるのだろう。自分の中の体内時計がいよいよ!と再び活動開始を告げる。


  東京や名古屋など早い地域の桜の開花予想が今日の日曜日だ。いよいよ春本番か。サクラダイやサクラマスなど「桜」にちなんだ名前の魚たちもいよいよ旬を迎える。


  昨日は夕方から友人たちと隅田川をくだろうという話しになった。暮れなずむ頃に日の出桟橋から皆で船に乗った。それぞれの仕事を終えて、息きらしてやってきた人もいた。
  「まるで日本じゃないみたいだね~」と一人が言った。
  「じゃ、どこなんだ?」
  「マンハッタン?」といいながらやはり、暮れなずむ情緒ある風景に皆はみいてっていた。水の上は意外と風が冷たく感じ、やはり開花はまだ先かな?と思えた。
  
  春先はゴーグルのような花粉防止の眼鏡をかけたり、顔を覆いつくしたようなマスクをしたりで、花粉に悩む人々の井出達は大変なものだ。くしゃみ、はなづまり・・・いろいろ症状は訴えているもののやはり、「春」の到来は嬉しいの一言だ。
  船は浅草に到着し、旨い肴と酒を飲もうということになった。「浅草情緒あるところがいい!」という条件で、横丁をちょっと入った人気の店に入った。ふきのとう、空豆、ホタルイカ・・・・各人の好物が並ぶ。春の味わいに堪能しながら、宴が始まるころはひもとっぷり暮れていた。

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このページは、ichikoが2008年3月23日 10:12に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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