ch10.生活 : 家事を楽しむ、そんな気持ち |
||||
あちこちのテレビニュース番組で、専業主婦の年俸が~なんて騒いでいるので何のことかと思ったら、米国の人材情報会社サラリー・ドット・コムというところが5月11日「母の日」にあわせて専業主婦(子どもあり)がこなす家事や育児は合計で年俸11万6805ドル(日本円で約1200万円)に相当するとの試算を発表したということだという。ご主人が自宅に電話をして「どのくらいだと思う?」と訊き、それに対して「700万位!」と応える妻の声。よく言えるものだと唖然とした。
まあ、ここのリサーチ会社が料理を「コック」、子供の世話を「保育士」、車での送迎を「運転手」などにそれぞれ依頼したと仮定しで算出。毎日の母親の作業時間が13.5時間になったために年俸が今回の"数字"になったという。分かるような分からないような・・・・・昔から主婦が換算などしただろうか?
よく「大変なんだから分かって欲しい」という専業主婦の声を聞くと、「何が?」と聞き返したくなることがある。一体1200万円の収入を得ることの大変さを実感するために一度社会に出て、いろいろな仕事をしてみたらよいのだ。決して「700万円位!」なんて回答は口が滑っても出ない筈だ・・・と思える。
料理にしても、子育てにしても、そして子育て以上に辛い(まだ私の意識の中ではまだ苦しく辛いものであるのだが)介護など、換算出来ない。介護と諸々のトラブルを乗り越えて、親の死をみとって、やってもやっても後悔後悔の日々をまた乗り越えて。そして「孝行したいときに親はなし」という言葉を噛み締めながら、未だ、時折、亡き親をおもうものだ。我を失うほど仕事と家事に忙殺された日々の中でも、子育ても一生懸命にすればこそ。
「母親の大変さ、大切さをあらためて実感しました。産んでくれて本当に有難う」と、地方都市に嫁ぎ、今、子育て真っ最中の娘からの「母の日」に手紙をもらい、感動で胸の奥があつくなる。それほど、家族の為に自分がなせることは、掛け替えのないことだということを分かって欲しい。
。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 家事を楽しむ、そんな気持ち
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1263
コメントする