ch10.生活 : 逞しさ |
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今日は半日、リスクマネージメントセミナーに参加していた。テーマは労災事故。増大し続けるのが「ウツ」と「メタボ」そして「キレる」社員だという。要は心と体のバランスがとれていないということだ。心身の健康管理の問題。何よりも底に流れるのはコミュニケーション不足による人間関係のギクシャクとやら・・・・特定社会保険労務士の先生の事例説明が淡々と進む。過労そしてパワハラ、セクハラによる自殺と続く。労災認定、損害賠償の請求について話しはえんえんと続く。労災認定の他、民事の賠償責任になった2006年の事例。これは自宅に仕事を持ち帰り長期残業を続け、大きなストレスをかかえ自殺した社員事例があった。自殺一ヶ月前の残業がなんと月260時間。単純計算しても、この社員の残業にかけた時間は異常である。午後10時までしか会社でパソコンが使えず、致し方なく自宅へ仕事を持ち帰ったケース。事例はえんえんと続く・・・・・何かがおかしいのだ。
終盤となり労働者のメンタルヘルスを聞きながら・・・・「おいおい・・・何か脆弱過ぎないか?」と思った瞬間に、何故か急にふっと頭の中に戦国武将のイメージが、漠然とあらわれた。想像以上の過酷な日々の中で余りにも逞しい強靭な武将があらわれた。真っ直ぐに虚空を見ている武将のイメージが。本当に一瞬だが私は時空を超えた。しかし、それは一瞬の脳の遊びか。私はこの「今」という2008年という時間を生きていかないとならないって。
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