ch02.健康 : 逞しき野草VS逞しき商売人 |
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たまたま仕事で初めて知ったのだが、与那国島で育つ長命草(和名:ボタンボウフウ)という植物が今、人気上昇中らしい。そして、この草のおかげ?か、与那国島では、今、長命草が町興しの特産品に位置づけられているそうである。いやはや! 既に大手化粧品会社がこの長命草をいろいろと商品開発をしているわけだが・・・・・
東京から約1900km。日本最西端の島である与那国島。日本で最後に夕日が沈む島としても有名だ。しかし私はまだ行ったことがない。以前、沖縄に行った時、地図上でこの島を見つけた時もなんともロマンをかきたてられる島だったが。
そもそも長命草は与那国の海岸の岩場の厳しい環境の中で逞しく自生していた野草である。古来、その生命力に島の人々が長命草と名づけて茎を煎じたり、葉を和え物にしたりして食してきたという。紫外線と海の潮風に育まれた長命草にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸とルチンが沢山含まれている。
長い時間、厳しい厳しい環境で育っている長命草は今や、畑で栽培されるようになり、今、22の農家で栽培をしているということだ。サトウキビよりも生育が早く、そして何よりもキロ単位の価格が良いのだ・・・・・となると!要は商売になるのだね。しかし、マーケティングの世界とはそんな野草をも発掘していく。岸壁に野生している草をも「ヨッシャ」「これはイケル!」と思えば、知恵をフル回転して何としても獲得する。まあ、逞しき野草VS逞しき商売人ということである。
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