ch04.カルチャー : Re・・・・あらあらかしこ

   電子メールというものに慣れている今日この頃。時々"手紙"を書かなければならないことになると、「あれぇ?」という事が多い。
  ものごころついた頃から学校の教師や先輩諸氏に自然とならったのが頭語と結語か。一般的な発信に拝啓、結語として敬具。一般的な返信に拝復 復啓 敬復。 前文を省略する時に前略そして冠省や冠略という文字を見た記憶は鮮烈だった。年配のおばさまたちが、ちょっと慌てた文字で「前略ごめんくださいませ」という流れるような文字もまた鮮烈な記憶だ。丁重な発信で謹啓、謹呈、恭啓などは多分社会人になってから目にしたものだったと思う。

  便利、簡単、都合がいい・・・・そんな理由で「電子メール」に頼りきっているのであるが、どう最近、気になって気になってしようがないものがある。それは「件名」である。自分は、メールを返信する時、なるべくその件名を修正するようにはしているのだが、多くの人はそれを忘れている方が多いようだ。・・・・というより、あまり意識されていないのだと思う。要は「Re・・・」で延々と続くメール。返信していると、本当にどうなっちゃったんだろう?どうしたんだぁ?と感じる。あまりゴタゴタ言うとなんて五月蝿い奴だと言われそうだが・・・・・
  マナーとまで言わないが、メールとは実に難しい。強調したい気持ちは分るのだが、そのセンテンス?のフォントをかえる方が時々いらっしゃる。例えば極端に大きな文字に。これがまた、気忙しいというか、あまり気分が良いものではないのがホンネ。
  また、「例の件ですが」といきなり書き出す人。実は、その"例の件"を忘れてしまっている事が多いものなのだ。やはりその件をきちんと書いた方が分りやすいだろう。そして、最近多いのが携帯メールからパソコンに、まさに、いきなり!!という書き出しで例えば、コンサートのアナウンスやお願い事など勝手気ままというか、自己中心的な内容が目立つメール。暫く声も出なくなりそうだ・・・・・
  自信満々では決してないところが辛いのだが、常に発信と返信の時は「相手」の気持ちにたって書くのが良いのではないかしら?思わず「ほほっ-」と感動するような気持ちの良いメールのやり取りをしたいもの。まあ、別段、感動するようなものでなくて"当たり前のメール"とでもいおうか、それでいいのだ。

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このページは、ichikoが2009年10月13日 03:29に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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