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朗読の勉強をしている仲間のステージを見に行く。だしものは「モチモチの木」と「ベロ出しチョンマ」。どちらも人気の絵本だから一度は読んだことがある方も多いはずだ。劇団創劇舎のステージはパントマイムやダンスなども交えて行なうので、遠い昔に子どもたちに読んできかせた話が、何かとても立体感を持って目の前で展開される。霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともるという言い伝えは、夢のような美しいイメージを膨らませてくれる。だが、暫く忘れていた、「ベロ出しチョンマ」。背中に紐がついていて、引っ張ると、眉毛がハの字になり、舌がベロッと出る、そんな滑稽なオモチャがあるが、こんなにも哀しい哀しい物語であったか・・・・と再認識。日々の忙殺の中、何かがすれきっていてすっかり忘れていた。図書館で、また書店へ行く時間があったら、一度絵本をもう一度開いてみると発見があるかも知れない。いや、書棚にあるかも・・・
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