ch07.味 : お酢の煮物


  人間関係、特に男女の間で結構重要なポイントなのが「味覚」ではないかと思う。先般、ある有名タレントが新しい若妻(言い方がレトロ・・・)を連れて京都旅行をするテレビ番組があった。京都なら・・・と思いきや、そのタレントは若妻を隠れ家的な焼肉屋に連れて行った。新鮮な生のレバーなどの刺身がカウンターに並ぶ。それを見て「わあ!おいしそう!」と興奮して若妻はバクリとレバ刺しを食べる。そしてまた一枚と・・・。その風貌からはあまり想像出来ない食べっぷりに「はあ~なるほどね~」と思ってテレビを見ていた。多分生のテラテラ光るレバ刺しを見て「キャー!わぁ・・・気持ち悪い!」なんて言う女性ならその男性はどんなに好みのタイプであっても長くは続かないのだろうなあと。

  「鶏肉なんて絶対にイヤ」という人がいる時は焼き鳥屋にも水炊き屋にも行けない。「生もの一切ダメ」という人であれば鮨屋に行くことも苦痛となる。人の味覚とは実に不思議なものだ。いつもいつもハンバーガーばかり食べている男性だったらどんなにイケメンであっても私は絶対好きにならない。食べ物、特に味覚でその人との距離が離れたり近くなったりするものだ。


  お酢大好きという方が「お酢の煮物」を紹介してくれた。超簡単ということなので直ぐにでも作れそうだ。材料は鶏肉・にんじん・油あげ・ちくわぶ・きのこ類などなどということで、まあ野菜の価格が急騰している昨今なのて八百屋で「これ」というものを見つければいいのではないか?と思う。これらを一口サイズに切る。そしてカップに「醤油」「みりん」「お酢」を3分の1ずつ入れ、それを具の入ったお鍋にドバッと入れて、弱火で火が通るまで煮る。これだけでOKということだ。具材でどんな応用も出来そうだ。鶏肉がダメなら豚でもなんでもよかろう。「お水は一切使用しない」というところがポイントらしい。なるほど!酢も黒酢の酢豚がたまらないほど旨いから酢の工夫も出来そうである。それに酢を摂っているとカラダが元気になる・・・そんな感じがする。

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このページは、ichikoが2010年10月 4日 10:46に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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