ch07.味 : 名前が楽しい

qb.jpg イワシが豊漁とかでかなりの安さ。料理研究家の加藤和子さんに「つみれでも食らいたい~っ!」と言ったら『昨夜、イワシを梅干しで煮たらえらく旨かった。安売りで10匹200円。貧乏人にはぴったり。あとはもやしとキャベツのカレー色のお浸し。かぶの味噌汁と麦飯がいいね』と返事かきた。いやあ、その食卓を想像すると何ともいいメニューではないか!和食は実にいい。貧乏人なんて・・ゴージャスな和子さんに「ははは」と思わず、笑ってしまったが・・・。      貧乏といえば、先般、下町の飲み屋で「おやじの貧乏炒め」というメニューがあった。「なんですか?これは」と聞くと「赤ウインナーとモヤシを炒めたものですよ」と言う。「赤ウインナーですか!」と調子に乗って「貧乏炒め」ではなく「たこさんウインナー」をたのんだ。この赤色。ちょっと非日常のにおいがする。絵的に面白いので写真も撮った。そして更に「たまちん」というメニューも気になり聞くと「タマネギを電子レンジでチンしたものです」と、実に安易なメニューではあるが、そのネーミングが面白いね。安い材料で楽しいネーミングのメニュー開発も街の面白さ。ひとつのカルチャーなんでしょうね。


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このブログ記事について

このページは、ichikoが2011年6月21日 12:45に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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