ch01.政治 : 信念の政治家 |
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若い時代は考えもしなかった「老い」という問題。最近では友人、それも仕事上の所謂、飲み友達と集まると結構そんな話になることがある。先般もある一人が「俺もあと20年がいいところかな」というと一人が「20年もないかもな~」と言った。団塊の世代の威勢のいい人々ももう、齢60になろうとし、そして60を超えてきている・・・・・それを聞いている自分も先輩諸氏とはそれほどに「差」もないことが分かる。
「鉄の女」の異名で知られたマーガレット・サッチャー英元首相が認知症を患っていることが分かったというニュースを読んで何かが、胸の奥で弾けた。サッチャー元首相の長女のキャロルさんが、出版した回想録でなんとも2000年から認知症の症状が始まっていたことを明らかにしたというではないか・・・・。暫くショックであった。
1979年から1990年まで英国初の女性首相として保守党政権を率いたサッチャー。1982年にアルゼンチンとのフォークランド紛争で英軍をすぐに派遣し勝利したサッチャー。本当に素晴らしい政治力を見せた。何度、私は胸をおどらせたことか。しかし・・・・。亡くなった夫の事を忘れようとしているのか?「父が生きていないことを何度も分からせなければならないので辛い」という娘の告白はなんと辛いことか。信念の政治家さえも・・・・・。
人は「老い」と闘っても無駄なのかも知れない。あるがままに生きること。自然に逆らわず、受け入れること。これが真理なのかも知れない。それにしても辛い話である。
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