ch03.美容: 2006年6月アーカイブ

ch03.美容 : 肌は甦る

  ネットのニュースがちょっと目に入った。伊藤園中央研究所の研究でニンジンは、茹でて食べると、ベータカロチンの体内への吸収率が高まるということだ。意外と今の時期は紫外線が強い。この女性の肌の敵の紫外線から肌を守る効果があるとされるベータカロチン。生より効果的であるというなら、どんどん摂取したいものだ。しかし、ただ茹でただけでは、あまり美味しくもない。何か工夫しなければ、如何に肌のためと言っても飽きる。
 ただモニターが24~41歳の男性8人。生のニンジンとゆでたニンジンをそれぞれ200グラム食べてもらい、ベータカロチンの血中濃度を調べたらしいけれど。茹でたニンジンを基に作った野菜果汁を飲んで、肌の状態を調べた別の実験では、摂取後8週間で、13人の対象者全員のシミの面積が減少することが確認された・・・とはいうのだが、シミが気になるのは女性のほうじゃないかな?その対象者の数も気になるが。

  いつのことだったか、かなり前から、右頬のシミが気になっていたことがある。ちょっと出来たニキビ・・というより吹き出物を無理にいじった結果、炎症して、その部分がくすんで、次第にシミになってしまった。そして、一時、仕事や介護、もろもろのことなどで、睡眠不足やストレスがかなり溜め込んだ時、ある日、左の頬にボォッと嫌なシミが出来ていた。右頬と左頬のシミ。本当に鏡で素顔を見ることさえ苦痛なときがあった。化粧品店でコンシーラーをあれこれ探し、一番自然に隠せるか必死で試していた時もある。なかなか消えないシミは見るたびに濃くなっている気もした。「もう、おしまいただ」と気分も塞ぐ。エステティックでフェーシャルを受けても、一生受け続けるのか?と憂鬱になる。最終的には皮膚科でレーザー治療を受けようと思っていた。
  しかし・・・・ある日、気がついた。鏡を余り見なかった時間が続いていたが、その日、私は鏡の中の自分に「わっ」と声を上げていた。シミはなくなっていた。本当に小躍りしたくなるほどに嬉しかった。何故か?回答は簡単だった。つとめて海草類(特にメカブをほぼ毎日摂取)をとり、それこそ大好きなブロッコリーやニンジンなどの温野菜を食べ、その他、牛蒡などの繊維の多い野菜を兎に角食事の献立に入れていたのだ。そして、仕事も自分を追い詰めず「何とかなるんだ」と一種の開き直り。悪意に対しては一線をひき、決して無理をせず。何事にも感謝の気持ちを忘れずに先ずは「有難うございます」と口にだす。心の凝りが消えたのだろうか。本当に肌の調子がよくなってきたのだ。確かに、もともとのアレルギー体質の敏感肌はそんなに大きな変化はないが、シミは皮膚科のレーザー光線を浴びないでも消えた。
  人生は一度。泣いても笑っても。人間だから喜怒哀楽はしようがない。自然に楽に生きればいい。人に優しくして。日本の旬の味覚を五感で感じて、十分に味わい、そして労働して、泥のように眠り、朝日の中で起きよう。これだけで、女性の肌は甦るのだ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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