ichiko: 2006年5月アーカイブ

ch05.エンタテイメント : 今村作品のリアリティ 

  カンヌ国際映画祭で2度、最高賞を受賞した映画監督の今村昌平さんが今日亡くなった。
「にっぽん昆虫記」「楢山節考」そして井伏鱒二の小説を原作とした「黒い雨」など、数々の作品を残されたが、私は、犯罪者を描いた「復讐するは我にあり」が印象深い。この映画は佐木隆三の直木賞受賞の小説の映画化した作品。実在の連続殺人犯である西口彰の犯行を克明に綴っていく小説は作家の執拗までの綿密な取材によって書かれたものだ。映画化にあたり、取材魔で知られる今村昌平が更に取材加えている。
  何と言っても ロケを実際に犯行が行われた場所を使って撮影するという鬼気迫る方法をとっているところだ。とにもかくにも殺人場面での緒方拳の演技には身震いがしたほどだ。事実に基づいた重いリアリティを表現する時、俳優と監督との間の正気と狂気の鬩ぎあいを感じる。映画が終わった後も、言い知れぬ恐怖を与える凄みは今尚、私の中の映画リストのベスト10。
 

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   人の先入観とは不思議なものである。オフィスが阿佐ヶ谷にあるのだが、ついこの間まで、阿佐ヶ谷駅前の樹木にメタセコイヤがあるとは全く知らなかった。というより気づかなかった。プレートの文字が目に入って「えっ!?」という気持ちだった。
  中学生の理科の時間だったか、メタセコイヤは湿潤地帯に生育し、これらが化石や石炭になった。川辺にメタセコイアが林立して森林を作っていたわけで、街路樹として植栽されたものを観ていることが普通になっている・・・・という感覚が不思議なのだ。知識では沼地に生育する能力があるはずなりに、駅前の広場の街路樹になっている、あの光景は考えてみれば知識を覆していく。
  タウンウオッチングは先入観を捨てて。いろんなことを発見しよう。風が気持ちいい今日この頃だから。

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  昨日の第73回日本ダービーは1番人気の石橋守騎乗・メイショウサムソンが2分27秒9で勝ち、皐月賞に続いてクラシック2冠を達成した。まあ。予想通りというものだろう。何千頭もいる馬の中でサラブレッド3歳日本一の座を獲得したのだから、こりゃ凄いのだ。
 しかし、今回はあるジンクスが当たった。アドマイヤメインだ。同じ名前、冠が出ている時は、人気のない馬が来る!というものだ。見事、大当たりというところ。やはりジンクスはあるものなのだ。
  スポーツ新聞に騎手のコメントが載っていたが、4コーナーを回った時、石橋守はチラッと後ろを振り向く。残り400メートル。アドマイヤメインの手応えを見て無我夢中で追った。ゴールに入った時、無意識のうちに手が震えていたそうだ。ほんの数分間で繰り広げられるドラマ。且つ、「日本一の幸せもの」ということで賞金云々いわれるが、石橋騎手は小さい頃、軽い喘息の持病があったということで水泳に励み、中学の時は県大会2位になる。そして競馬学校に入り、乗馬経験の無いハンディを人一倍の努力で補ってきたという。決して「苦労」という言葉は決して口にしない石橋騎手。みんな努力に努力しているのだ。それこそ血の滲むような努力をしているのだ。人一倍の努力。「努力をする」と口で言うのは簡単だが、言葉では言い表わすことが出来ない成果を感じる。

 

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  駅の構内を忙しく歩いている時、また車内でぼんやり車窓の景色を眺めている時、時折ふっと後方からの会話に耳がダンボ状態になることがある。大体が感情の直球というか、女子高校生か男子高校生の会話。つまり10代の若い感想ということ。
   つい先日は女子高生が何人かでキャアキャアと騒いでいた。「もう最高!あんなプロポーズ受けたら、感動しちゃうよね!」。「誰が言ってくれないかな、あんな感じで」。
これは「海猿」の“完結編”「海猿LIMIT OF LOVE」で主演した潜水士になった海上保安官役の伊藤英明が乗客の恋人役の加藤あいを助けた後、絶体絶命のピンチに陥り、生か死かの極限状況の時、船内に残されていた携帯電話で恋人に切々とプロポーズをするシーンだ。その言葉があまりに切なく、「涙が止まらないの!」という。女子高生たちは興奮状態。実は、私は、このシーンはむしろうっとおしく感じで要らないよと思ったところだった。しかし10代は興奮して騒ぐほど「いいシーン」だったのだ。
  そして、昨日の午後「俺、完全にはまったよ、すっげーっよ」と男子高生が興奮していた。これは世界中でベストセラーになった「ダ・ヴィンチコード」のこと。単なる殺人事件やスリルとサスペンスという単純なものでない。歴史的側面の知識を持って観ると可也、面白いと思う。
 何より、トム・ハンクスが演じるラングドンがいい。そして、知的で清潔な魅力があるソフィー役のオドレイ・トトゥ。彼女の祖父が自分に残した暗号。ダ・ヴィンチが絵に描きこんだ暗号を解き進むうちに、キリスト教の闇の歴史に迫っていく展開は凄い・・・のだが、やはり理屈では理解出来ない世界は本当に難しい。男子高生が「はまる」というのはどこにはまったのだろうか?聞いてみたい。
  しかし、トム・ハンクスは「スプラッシュ」「フォレスト・ガンプ」「アポロ13」「キャスト・アウェイ」などいい俳優だなと思っていたが、今回は兎に角ラングドン役ははまり役だ。何故か、大好きなジャン・レノがちょっとくすんで見えてしまったくらい。
  久しぶりに見たルーヴル美術館。ああもう一度ゆっくりと回りたいなと思った。3日間くらいかけて。

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   五月といえば[「五月晴れ」というのに、今年はゴールデンウイーク明けごろから日照時間が少ない状態が続いている。毎日、毎日、何となくすっきりしない天気が続いている。バッグの中にはいつも小型で軽量の傘を入れているほど。こんな天気がこのまま続くと、5月の日照時間としては1946年以来2~4位の少なさになるとか。ニュースで騒いでいるように、やはり店頭で野菜の高騰は実感する。大好きなブロッコリーも250円、旬で最高に美味しいグリーンアスパラも300円近い。嗚呼!気象庁は麦の収穫などに影響が出る可能性があるという。

なんとも、地球がおかしい。変だ。


  ここ数年、北大西洋の海面温度が異常に上がり、米北東部周辺で大型のハリケーンが発生しやすくなったらしい。米国では6月1日から11月30日までの6カ月間がハリケーンシーズンだ。今夏のハリケーンが、米南西部だけでなく、東海岸にある米国の金融・証券市場の心臓部、ニューヨークを直撃する可能性があるという。
  ハリケーンの権威であるコロンビア大学の気象学者、ウィリアム・グレイ教授らの予測によると、今年、ニューヨーク-ボストン間のどこかにハリケーンが上陸する可能性はなんと7%あるという。ニューヨークには世界最大の証券取引所や商品取引所の拠点が集中している。。昨年「カトリーナ」がルイジアナ州に上陸した時の強さ、そして最大級になったときの自然の驚異を忘れないように、備えに十分ということは無いのだから。

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  阪神の星野仙一SDが今日、6月の阪神電鉄の株主総会で村上ファンドが推す取締役が取締役会の過半数を占めた場合には「村上ファンドに阪神電鉄の経営権を握られれば、辞めざるを得ない」と語った。星野さんの不快感あらわな表情。本当に嫌なんだっ!ということが分かる。今、ファンはどう思っているのだろう。
 村上さんはシンガポールに住空間を移し、これも広さが200坪?ほどある11億ほどの物件らしいが、指示系統はそちらで出来るという。タイガースブランドを生かしたビジネス展開は、より付加価値がつく。村上ファンドの「本気さ」が分かるようだ。
  通産省の官僚だった頃は「日本の将来」や「国家論」をも語る人だと聞いた。しかしマネーは人を変えてしまうものなのなのだろうか?最近の村上さんを見ていると、単なる、グリーンメーラーにしか思えない。
  「明日の試合」に夢中になると何もかも忘れ熱くなる星野さんと村上さんはどう見たって「水と油」。村上さんが「考え方が星野さんに近い」と何万回言ったとしても無理だと思う。兎に角、熱い思いをかけ続けるファンの気持ちも蔑ろにして欲しくない。それだけ。
 
 

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    今、所謂「2007年問題」で、団塊世代の定年後について、いろいろな企画をたてている。卑近な事例では熟年離婚も結構多く、テーマは山積している。特に年金制度の不安がある日本では定年後にどう生きていくかは大きな生活問題なのだ。しかし、病気と一緒で、「その時」がくるまで、認識できない。これが人間なのだ。
 そんな中、日本マクドナルドが無定年制を導入した。60歳に達した社員でも、能力に応じた勤務体系で働き続けられる。大手企業の定年廃止は初めてだ。パートにしても然り。83歳の女性が店舗で働いているケースもあるという。この女性もなかなか素晴らしい!
  
   現在、厚生年金の支給開始年齢が65歳に段的に引き上げられるため、つなぎとしての雇用を必要と考えている企業は多い。法改正もあって対応にはどこも前向きである。自民党からは67歳への引き上げを検討する声さえ出ている。
  先般、友人の一人が「やっぱり人は歳とるとダメだよ。理解力がまずないな。こちらもかなりの忍耐力が必要だよ」と言ったので「あなたも時間の問題だよ」と言うと彼は苦笑していた。誰も彼もが他人事でモノいうから困るのだ。給与、退職金の関係の見直しそして公的年金制度との兼ね合いを考えながらという雇用形態を見ながら今後はますます高齢者の雇用維持に関しての問題が大きな課題となるだろう。


  「生涯現役!」をモットーとしている私なのだが、最近は何故か頭の中にぼんやりした時間が浮かんでしようがない。いつもいつもオンタイム。決して遅れず。待ち合わせには少なくとも必ず15分前には到着。毎日毎日時間を刻みながら生活している、朝から晩まで。締め切り、リミット・・・・・そんな時間の繰り返し。たまには、時計を外して、海原から舟で来る人を岬で待つ。そんな一日があってもいいなと思う今日この頃なのだ。

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  今、私は「ありか」という生活情報紙を作っているが、タブロイド版の2ページ目が「食のありか」というコンセプトで、その月の旬の食材のコラムを書いている。今月は、そして来月は何にしようか?と考えている時、本当に日本の食材を堪能できる自分を幸せものだと思うのだ。
 旬がないといわれる昨今。一年中、何でもかんでも食べられるが、やはりその季節の風に吹かれると「旬」の味をカラダいっぱい求める。やはり、日本人としてのDNAではないかと思うことがある。そんな旬を感じながら、料理を楽しめばいいのだ。そして食卓に並べればいいのだ。「食育、食育」と今は、ちょっと騒ぎすぎる感がしてしまう。
  そして、いつも私の頭の片隅にあるのは、1964年東京オリンピックが開催されマラソンに出場した円谷幸吉の父上様母上様で始まる遺書。始まりは「三日とろろ」の味。彼の故郷の須賀川地方で食べる正月3日に食べるとろろの「三日とろろ」が美味しかったと彼の人生の最期に親に伝えているのだ。

 父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。
 巌兄、姉上様、しめそし、南ばん漬け美味しゆうございました。喜久蔵兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。
 幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有難ううございました。モンゴいか美味しゆうございました。正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。
 幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敦久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正祠君、立派な人になって下さい。
 父上様、母上様。幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。

  天才ランナーであった円谷。父親から「男ならけして後ろを振り返るようなことはするな!」と強く叱責されて以来、決して後ろを振り向かなかったという。
 あの日。ゴールの代々木競技場へ2位で入場。熱狂の渦。しかし後ろを振り返らない円谷は場内でヒートリーに追い抜かれ3位に。3位であってもメダル獲得に日本中が熱狂したあの時。地元では大パレードが行われ、防衛庁長官からは第一級防衛特別功労賞が授与されたのだ。何もかもが順調であったように見えた彼の人生。しかし、競技生活への支障が出るといういう周囲からの強い反対により、円谷は結婚を約束した女性へ婚儀延期の願いをする。しかし、彼女は何をどう思ったのか、女性からは玄関にひとつダンボールが届ける。円谷が彼女に贈り続けた熱いプレゼントの数々が返されたのだ。正月に彼が帰郷した時、彼女が昭和42年暮れに須賀川市内の商家に嫁いだことを聞かされる。それからは伸びない成績・・・。
  正月、実家から東京へ帰る時に、兄の車に伴走されて国道4号線を走るのが常だったが直ぐに車に乗り込んだ円谷は呟く。「もう走れない」と。そして数日間、官舎に戻ることなくそして安全カミソリで頸動脈を切り自殺した。


  当時の私はまだ、幼かったものの、ショックは大きかった。そして、遺書の内容を知る。自分が結婚をし、ひとの親になって、当時は分からなかった深い悲しみを知った。作った料理を美味しかったと言ってくれた息子。そして兄弟へも、干し柿、もち、すし・・・・。失意の中で一瞬でも見えなくなったのか「未来」を前にして・・・・。私はいつもこの遺書を読むたびに涙が止まらなくなる。

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   思い出してみても、昔から「祭り」が好きだった。あの、掛け声とともに「空気」が踊りだす、あの感覚がどうにもこうにも好きなのだ。

  今年もまた、見ごたえたっぷり!浅草神社の祭礼として行われる江戸三大祭の一つ「三社祭り」が昨日、無事終わった。浅草神社の氏子町会四十四ケ町の神輿勢揃いが土曜日午後1時に浅草寺境内にて行われ、浅草が祭り一色に染まる。神社神輿の渡御(本社神輿三体 一之宮・二之宮・三之宮)は日曜日午前6時浅草神社境内から担ぎ出され、それぞれ三方面に別れ氏子各町会を練り歩く。
 本社の神輿「一之宮・二之宮・三ノ宮」の三体はまさに“祭りの主役”だ。実はこれに近づくのも容易ではない。担がせていただければそれだけで!というぐらい凄い神輿なのだ。三体とも1000㎏以上あり、担ぎ手は肩に瘤が出来るくらいだという。あの“セイヤ!ソイヤ!”という掛け声。見ている人々も大いに盛り上がる。
  大概の人が「あっ!神輿だ」と言って見ているのは大概が親交町会の神輿ということが多いのだ。主役の神輿三体ときたら・・・・そりゃ本当に凄いのだ。見物でもといってボンヤリしていたら怪我をする。


   昨夜、日曜日。午後七時をまわったころ、私は観音裏にいた。「空気」が変わってきた。何かうねりを感じるのだ。いよいよ本社神輿の渡御のはじまりだ。
  うねりの中で、怒涛の如くに本社神輿が現れた。気がついたとき、どうにも身動きできないほど激しい波にのみこまれてしまっていた。男たちの熱気と湿った汗の中。耳を劈くような声。「兄貴の前につけっー兄貴の前につけーっ」と激しく野太い声が響いた。「えっ?何これ?」それと同時に自分ではどうすることも出来ない力の渦の中で!うわっっっっっー。必死で電信柱の裏に逃げ込んだ。しばし、興奮がおさまらない。カラダが火照って溶けそうだ。マグマのような熱さが馬道通りのほうに抜けていった。ああ!


本社神輿の渡御は凄いのです。皆さんも十分にお気をつけてください。

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   ふと、チャリーリー(ケータイメールの着信音のつもりです)と届けられるケータイメールで、妙に嬉しくなることがある。昨日の昼下がりもそうだった。両国に打ち合わせに来ていていた。改札口の前で、何人ものお相撲さんがうぉうぉっと通り抜けるのを見ながら「ほっーっ!真正面から通り抜けられるぞ!・・・」と思っていた丁度その時だった。フリーアナウンサーの深野さんからチャーリーリーとケータイメールが入った。

  「一昨日、議員会館に行き、山谷えり子さんとお会いしましたよ。いち子さんと友達ですってご挨拶したら、山谷さんが、“私のだーいじなお友達よ”って言ってらしたわよ」とあった。
嬉しいね!
  今は内閣府大臣政務官で、毎日目が回るほど忙しいえりちゃんだと思うけれど、元気で頑張ってほしいな。新聞社で一緒に仕事していた時。えりちゃんは大きなお腹かかえ、そう臨月の頃でしたね。あの頃は常に保険証をバッグに入れていたよね。
「産気づいたらどーするのぉ?!」と聞くと、キャアキャアと笑いながら、「このまま病院へゴーッ!」なんて元気に言っていたね。凄いよ!あれから何年も経って子どもたちもみーんな大きく育った。いろーんな事・・・・ありすぎたね。


  己の信ずる道をがんがん進んでいく姿。軸足をしっかり持って、逞しく生きていく姿。何かが育っていく躍動感の中で仕事をしていた、あの頃の感動を思い出しながら、私も頑張りたい。いつまでも、だーいじな友達でいようね!えりちゃん。

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  聞いて初めてビックリ!ということがあるが、昨夜、吉祥寺の曼荼羅というライブハウスで行われたイラストレーターの飯野和好さんのブルースロックのライブも本当にたまげた・・・・(この言い方が一番相応しい・・・・)
 都合がよかったら来てくださいなんていう、案内状を頂かなかったら、ずーっと知らない世界だった。


  昨年の夏にある雑誌のインタビューの仕事をしてイラストレーターの飯野さんのアトリエを訪ねた。子ども向けの絵本作家として著名な方だ。物静かな方だったので、本当にイラストを描いている時は真剣そのものなのたなと率直に思った。飯野さんが描く世界には野菜たちが沢山登場して、例えばねぎぼうずのあさたろうなど最高のキャラクターんなのだ。舞台人形デザイン(結城座)他読み語り講演で各地を廻っている。三度笠のスタイルで、全国の子供たちに読み聞かせでめぐっている方なのだ。
  やはり昨年の真夏は、浅草の取材で同行していただいた時着流しで、粋だった。

  が!昨夜は弾けた飯野さんを見た。THE BLUE BOWLSという、ブルースロックのバンドでブルースハープとヴォーカルを担当している。既に、結成して15年ほど経っているという。ステージの飯野さんはこれまで私が会っていた飯野さんではなく、今まで、微塵にもみせていなかった「お姿」はカッコイイ。ちょい悪親父どこじゃなく、「不良おやじグループですよ」と笑う飯野さんは団塊の世代。

  汗と熱気。40代、50代がパワフルに弾けとんだ一夜。

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   このところ雨降りの日が続く。先日、以前から「バラ園を見に来てね」と言われていたものの、なかなかお伺いすることができなかった今泉壇さんのお宅にお邪魔した。今、事務所が阿佐ヶ谷にあるもので、今泉さんのお宅が近くなった。仕事を通じて親しくしていただいている今泉さんは兎に角、活動的で魅力のある女性。ガーデンには、丹精こめて育てたバラが本当に咲き乱れていた。薔薇というよりは、やはり「バラ」という感じで。

  その日も雨降りだったので、向かう途中は「どうかなぁ?」と心配していたが、雨に濡れるバラたちも素敵だ。ようこそ・・・という声が聞こえるように出迎えてくれる。
 「このバラの香り、いいでしょ!」と今泉さんが差し出したのはヘリテージという、なんとも艶っぽいイングリッシュローズ。2003 秋 遺産という意味の名を持つらしい。ふっくらとした柔らかい 印象。うっとりする気品のある甘い香りがする。どれだけ愛情を注いだか、じんと感じ、顔が思わずほころんでしまう。
  ローズウオーターをはじめ、バラの花びらをウオツカに入れてみたり。閃きは全てあっという間に何かの形にかえてしまう今泉さん。
  「今度はね、バラのお寿司を考えたのよ」と笑っている。寿司飯にバラの花びらをはらはらと?・・・・と思ったところ、なんと花びらを干瓢に見立てるという。「実はね、食感が一緒なのよ」といわれ差し出された味付けされたバラの花びらはまさに「干瓢」そのものだ。これで、巻き寿司を作っちゃおうというのだから凄いアイデアウーマンだ。
  バラの香り、そしてローズティーと底抜けに明るい今泉さんの笑い声。ある日の昼下がり。こんな一日一日が幸せなのだ。

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   例の耐震強度偽装事件で、警視庁と千葉、神奈川県警の捜査本部は17日、強度不足と知りながらマンションを販売したとする詐欺容疑で、ヒューザーの小嶋進容疑者を逮捕した。なんとも気分の悪い事件だ。
  同様の事情を認識しながら建設したホテルの工事代金を受け取った木村建設木村社長も再逮捕。欠陥建築物に対する刑事責任追及の核心に入ったとはいえ、何かトカゲの尻尾切りのように思えて仕方ない。
  小嶋社長にしても木村社長にしてもいずれも「強度不足を事前に知っていたと捜査本部は見ている」という話?最初から分かりきったというかかなり確信に近い想像は出来た筈のこと。イーホームズから、姉歯元建築士の構造計算書偽造を告げられたヒューザー幹部。報告を受けた小嶋社長は2日後、グランドステージ藤沢などの計算書偽造を前提にイーホームズと善後策を話し合う場を持ち、その後、木村建設幹部にも強度不足は知らされている。そんなこんなで、あーだこーだでもう半年が経っているのだ!
   
    この半年間、住民の方々はどんな不安な時間を過ごしたか。「死ぬほど辛い日々でした」などという小嶋氏の言葉も、もうどうでもいい。地震という天災はいつ起こるかなど誰も想像出来ないない魔物なのだ。もう一度、この事件の根幹を考えて欲しい。責任は誰に?、いやどこにあるのか?「逮捕」ではまだまだ終わらないことを国は考えなくてはいけない。
   

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    石川島播磨重工業が、イタリア大手のゼネコンのインプレジーロをグループリーダーとする共同事業体の一社として、世界最長の吊り橋「メッシナ海峡大橋」の建設を受注したという。
これはイタリア南部のカラブリア州とシチリア島を結ぶ全長5070mの吊り橋で、、現在世界一の明石海峡大橋を抜き、世界最長となるということだ。完成が2015年予定ということだ。

  カラブリアは、イタリア共和国の州の一つ。あの明る陽光とい笑い声のナポリの南、イタリア半島の先端に位置している。イタリアの長靴のつま先に当たる部分、そこがカラブリア州。分かり易い。
この州のつま先あたりにあるBovaやCondofuriには何百年も前、ビザンティン帝国時代のギリシア語を今も使用している町など知的好奇心を満たすようなスポットもあるらしい。そして南下と言っても私の好きな海。西をティレニア海、東をイオニア海に囲まれてる。美しいビーチが有名、と言っても私はナポリまでしか行ったことがない。また、一つ計画が出来た。シチリア島への通り道へ。憧れの海が目の前に広がっていくよ。
  

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ichiko : 母の日に

  
   今日は「母の日」ということで、嫁いだ娘から届け物があった。夫婦二人の名前でピンクの愛らしいカードが添えられている。「猫の舌」という長円形で薄く舌のようなチョコレート。langues-de-chats。いわゆるラングドシャ。包みをとくと、カカオ成分が40%、60%、80%と三種類の味が楽しめる猫の舌が行儀良く並んでいた。。嬉しくて、直ぐに二人にお礼のメールを出した。懐かしい思い出を書いて返信すると「そんな昔からあったものなんだ」と返事が来た。
  何故か、懐かしいチョコレート。確か、小学校3年生の頃、父がお土産に買ってきてくれたことがある。その時にチョコレートの名前を聞いて、ちょっと気味が悪かった・・・・という記憶があるからだ。最初、口に入れた時、イメージとは違って、口どけの感触が今でも残っている。あの日、あの時、衝撃的な美味しさを感じたのだ。そんな懐かしさと美味しさ。そして、嫁ぎ先でも母の日に思い出して、カードにメッセージをしたためてくれる、そんな気持ちが嬉しい。
  二女からは「大切に育てて!」と不思議な缶を渡された。缶には「オドリコチャン」と書いてある。二週間ほどで芽が出るらしい。それからは、大いに「騒いで」「話しかけて」育てるとぐんぐん育ち、なんと踊るそうである。水遣りをしながら、「早く芽を出せ!オドリコチャン」と、私はいつの間にかさるかに合戦のカニのように真剣だった。

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ch05.エンタテイメント : 謙さん

  
   人生は突然、何か起こるかは分からない。
  若年性アルツハイマーという重たいテーマだが、今回プロデュースも手掛け、渡辺謙が主人公を演じる『明日の記憶』。これは、第18回山本周五郎賞を受賞し、2005年の本屋大賞第2位に輝く荻原浩の傑作長編が原作。
 
  広告代理店の営業の第一線で仕事をする男がある日、若年性アルツハイマー病に侵されていることを知る。取引先の場所が思い出せず゜、知っているはずの街が見知らぬ風景に変わっていく。喪失感をこえ痛みを共有する熟年夫婦を渡辺謙と樋口可南子が好演している。
  「お前は平気なのか?俺が俺じゃなくなってしまっても」と妻に訊ねる。夫婦が積み重ねてきた年月を、そして思い出も全て忘れてしまうだろう夫。妻が答える。「私がいます。私が、ずっと、そばにいます」と深い。考えさせられる。私にはそんな言葉が言えるのだろうか。全ての記憶を次第になくしていく人に対して。いろんな思いが交錯する。
原作もさることながら、やはり冴え渡る堤監督の演出手腕は見事。


  渡辺謙自身が20代後半に「天と地と」の撮影中に病気のため、降板したという経験がある。当時50億円という費用をかけての角川映画。治療にあたりながらも「申し訳ない、みんなに大迷惑をかけた、申し訳ない」の気持ちで一杯だったという。
  
   何年か経ち、ある時、この原作と出会った。自分の内にずっと封印していた何かが弾けたという。また、自分の中で決着のついていなかったことに気付いたという。その時、封印がとかれ、原作に引き込まれ、「映画にしなくてはダメだ」と思ったという。そして、この作品は映画化されたのだ。
  撮影中も、闘病生活の頃の自分と重なることが多かったらしい。「どうやって生きるんだ、俺は?」と。途中で逃げ出しそうな気持ちにもなったという。
 最近では、渋さも増して、ますます渡辺謙の演技が冴えてきた。高倉健に続いて、私の中の「謙さん」がまた一人増えた。




 

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ch10.生活 : 青春

 所謂「深夜族」の青春復活! ニッポン放送の「オールナイトニッポン」という番組名を聞くと、今でもちょっと興奮する。陳腐な言い方だが「青春が蘇る」のだ。確かに多くの若者の青春の思い出だから。
伝説的な人気パーソナリティーとして知られる“カメちゃん”こと亀渕昭信前社長の声が14日の深夜に流れることになったという。一夜限りの放送ということだが、なんか凄い。33年ぶりっ!亀淵さんは64歳ですって。
番組名は「亀渕昭信のオールナイトニッポン 35年目のリクエスト 青春のかけら届けます」
30数年前に10代だった若者たちの思いが詰まっている。今回の企画の発端となったのは亀淵さんのお母さんが保存されていたリスナーからの手紙だとか。(なんでもかんでも消費して、捨ててしまうことが多い昨今、保存されていたということがなんとも素晴らしい)「リスナーの皆は、今頃どうしているんだろう?」というのがきっかけ。
もう、目の前にひとつ番組が出来上がってしまうほど、感動的な話ではないか。
当時は、携帯電話もパソコンもないし。ラジオから流れてくるパーソナリティーの声に心を通わせた。好きな人に聞いて欲しい歌なんか、リクエストしたり。こみ上げるような、温もりが感じられる企画だな。出来れば、一夜限りなんて言わずに・・・・と思うけれど。

ああ!あの頃か・・・・なんて思い出すとちょっときゅんとする。10代。生活も違っていたし、ものの考え方も風貌だって今とは全く違っていたなぁ。長い髪だった私は、エメロンシャンプーのコマーシャルに一度出たことがあったなぁ。。。。いい思い出。
まあ、これからも、錆びずに(燻し銀のよう゛てあれば最高だけどね)生きていこう。でも、青春って言葉、興奮するね!

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ichiko :


   日頃、ご無沙汰している方からの手紙は嬉しいものだ。何かのきっかけがないと、手紙はなかなか書かないものだから。
今の時代は殆どが電子メール。葉書をはじめ封書で・・・は余りないものだと思う。しかし、本当にご無沙汰している方からのメールは懐かしさで胸がいっぱいになる。

  帰宅が遅くなった日は、パソコンのメールチェックもせず、くたくた、バタンキューということもままあるものの、今日は久しぶりに早めの帰宅。
  メールチェックをすると「あっ!」。懐かしい方からの便りがあった。もう、何年前になるのだろうか?というより、私は20代の後半であったあの頃。随分、随分、昔です。職場でご一緒した豊田さんからです。本当にご無沙汰しています!


ブログ拝見しています。先日の雨の日の「なぜ? なぜ?」のコラムを雨模様の窓外の様子を見ながら読ませて頂きました。
『今日も雨で憂鬱ね』ってよく言いますが、わたしは先祖が蛙かと思われるほど”雨”が好きです。心が落ち着き潤います。
いち子さん(昔のままの呼称をお許しください)は夜の雨がお好み、私は目覚めに雨音を聞くのがすきです。


  スミマセン!アップさせていただ゜きました。本当に嬉しい限りです。
実は、今日は長々と緊張するプレゼンテーションがあり、終わった後、何か、ちょっとだけ「不安な気持ち」でいました。けたたましいアナウンスの流れるプラットフォームを歩き、駅の構内の人ごみを抜けて帰宅してきました。
  本当に懐かしい「声」に、ホッと致しました。不思議なものですね。でも本当に有難うございました。


   抜けるような青い空の下。降り注ぐ陽の光も好き。林の中を吹き抜ける新緑の風も好き。でも、私は夜に降る雨が好きです。いつ、やむのかしら?なんて考えているうちに、何かに熱中しているうちに、止んでしまう夜の雨が好きです。雨音を聞いているうちに、いろんなことを思い出しているうちに・・・・・やんでしまう雨が好きです。

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ch10.生活 : どうする?紙媒体


  米国での調査。インターネット利用者の3人に1人が新聞を電子版閲覧していることが分かったという。煽りを受けるのは、紙の媒体なのだ。要は電子版に「食われてしまう」のだ。新聞の読者が紙からネットへという姿が浮き彫りになっているということだ。

 。米国新聞協会(NAA)などの調べでは、昨年の4月から新聞の総発行部数の急速な減少で、特に日曜版の落ち込みが顕著とか。

 電子版は兎に角情報伝達が早い。この速報性には、どう頑張ったって紙媒体は負ける。
中でも地域密着型の企業広告ソースの奪取は痛い。しかし、この話は米国だけのことではない。「ネット」という怪物。アメーバのように、繋がっていく世界。

  私も今、小さな紙媒体を作っているが、なんとも出来る限りの知恵を振り絞ってニッチの中でも特異な差別化をしていかないと。こんな時こそ、「直感」と「直観」が冴える。

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  「政界の策士」として知られた松野頼三氏が心不全のために10日に急死された。
先週の日曜日に友人たちとたまたま、松野頼三のことで話はもちきりになっていた。
今朝「最後の賢人が去ったね」とメールが入った。享年89歳。

   「同期が去った。哀しい」と中曽根さんの落胆した姿がテレビに映し出されていた。
参院議長を務めた松野鶴平氏の三男として生まれ、吉田茂元首相の秘書官を経て1947年に衆院選に初当選。歴史を感じる。

  印象的なのは、1979年のダグラス・グラマン事件。日商岩井から約5億円の政治献金を受領したとされた事件は時効となったものの、道義的責任を取って議員辞職した。

  89歳とう高齢にもかかわらず、最後の最後まで、政治家としての発言の出来る「政治家」であったと思う。ポスト小泉で世の中(マスコミ界)がばたばたとしていても「決めるのは国民の声と改革」と毅然と言い切った。また、ひとり政治家が逝った。

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   雨音を聞きながら長い夜を過ごすのが好きだ。唐突だけれど、昔から落ち着いているのはそんな状況の夜だった。
  
  窓に流れる雨粒を見ていると昔の事を思い出す。「何で?何で?」「どうして?どうして?」と五月蝿く聞いてくる私に、ある日、母親は「なぜなぜ理科」などの、なぜなぜシリーズの本を買い与えてくれた。「なぜなぜ」というタイトルは今思い出してみても結構ヒット。なかなかいいタイトルじゃないか。
  
  その日から、私の枕元には「なぜなぜシリーズ」が常備。「どうして空は青いの?」など日常の素朴な疑問に、この本はひとつひとつ答えていってくれた。なぜなぜに夢中になっていた夜にも、雨が降っていた。窓ガラスを雨粒がいくつもいくつも流れ落ちていった。私はその跡を指でなぞりながら雨が消えていくのを見ていた。消えるまで。


  雨の夜はいいものだ。いろんなことを思い出させてくれる。今、私の心の中にある「何故?」という疑問にも静かに答えを見つけていけそうだから。

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   今、ロシアでワイン価格の上昇とまらず。4月上旬、グルジア、モルドバへの経済制裁。来月末までに30%の上昇が見込まれているらしい。ロシア市民にとって、健康ブームでニーズが高まってきているという中、これじゃあ高嶺の花。手が届かない。
 モスクワなどでは健康志向からワインなどの人気が高まっており、市民らの被害はまた、、そして、ワインに次いで水紛争へ。ソ連時代から長寿の国グルジアの健康の秘訣の一つとして有名なミネラルウオーター「ボルジョミ」がなんと有害物質を含有、飲用には適さないとの烙印をおされ、輸入全面禁止措置がとられた。ダブル経済制裁。ロシアではこの「ボルジョミ」は6割強のマーケットを築いている。ロシアの衛生基準をクリアしているにも拘わらずの措置は、経済制裁以外考えられないことだ。

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最近は知人・友人のプログのリンクをしている。
以前、勤務していた産経新聞社の先輩の宝田さんのプログもリンクして、時々、訪問させていただいている。
  宝田さんは「たからしげる」というペンネームで活躍する児童文学の作家でもある。一番最初に拝見した作品は、確か『しゃべる犬』だったか?と記憶している。児童文学の作家なのを知った時に、かなり吃驚したのだ。その他にも作品は数多くある。趣味は映画鑑賞、音楽(特にジャズ)鑑賞というのも、彼のブログで知った。

    ・・・・・・・・というより、昔、新聞社で中堅社員研修なるものがあり、そこでの研修も一緒だった。研修時間でない時に、宝田さんが「昔、幽体離脱しちゃったことがあってね」ということを聞いた時は本当に不思議な人だなあと思った。

  しかし、忘れもしないあの日の雨の夜。フジサンケイグループの何人か(10人くらいだったか)、、都内某所の鮨屋で会合をした事があった。
  宝田さんと私は、その夜、あの時、一瞬のうちに異次元に入り込んでしまったのだ。
ここまで読むと、酔っ払ってプログを書いているのか?と思われるかも知れないが、本当に不思議な世界に入り込んだ。それは、「今」流れている「現在」ではなく遠い「過去」の次元。そして異次元に生きている人々と、2人は同時に出会っていたのだ・・・。

  あの日から随分と時間が経過してしまった。しかし、あの時のことは今になっても「あれは一体何だったのだろう?」と思う。当時、他のメンバーは、私と宝田さんが何かみんなを驚かそうとして?何かを「企んでいる」のではないか?と思ったいう。それくらい、2人の様子がおかしかったらしい。
  
  そんなみんな考えなど知ることもなく、宝田さんと私の隣りには江戸時代あたりの人々が次々と現れ、そして皆がいろいろなメッセージを伝え始めたという事は確かだった。2人はシンプルに同時進行しながら、過去の人々と遭遇していたのだ。それは、まるで、タイムマシンに不意に乗ったとでもいうのだろうか。

 未だにメンバーと出会うと、この話題で大いに盛り上がるのだが・・・・・宝田さんはいつも「もう、やめてくれよ」といった表情をする。
  


   そんな宝田さんの「たからしげるブログ」の5月6日「仕事と友情」を読んだ。

仕事をしていると、仕事にかかわる人間関係というものができあがる。
仕事から離れると、仕事にかかわる人間関係も薄まってしまうようだ


  全くその通りなのだ。ある企業を、ある組織を去った「その時」に本当に分かるものがある。「定年退職」というものならまだ大義名分もたつ。しかし、ちょっと前あたりに退職すると、これまでとは全く「異次元」に入り、「異次元」の人々に出会うものだ。今、流行りの早期退職制度。自分の実力も知らずに、ある程度のお金にめがくらんで退職したら大変なことになる。特に、大手企業に勤務していた場合は相当な覚悟が必要だ。かなりの精神力がないと「異次元」で生き抜くことは出来ない。「大手企業」のその時の「肩書き」で付き合ってくれた人々ばかりが殆どだということに気づくだろう。ああ、自分は大きな神輿に暫くぶらさがっていたのかも知れない・・・と。


  人は、先ず、相手を見る。相手がどんな立場にいるのか、一体、相手は自分にとって何をしてくれるのか。自分にとって好意的で利益を齎してくれるなら受け入れる。しかし脅威であれば潰しにかかるものだ。
  それに人間というものは騙されやすい。昔、スタンフォード大学の調査だったと思うが、学生に「囚人役」と「看守役」を一定期間させた実験がある。するとどうだろう。同じ学生同士であったのに看守は囚人に対して日々威圧的な態度をとるようになっていったという。恐ろしいことだ。斯様に人はその時の立場や肩書きでどんどん変貌していってしまうものなのだ。だからこそ、映画でも絵画鑑賞でも音楽でも何でもいい。損得を離れてもお互いが共感できるサムシングを持って一生過ごせる友人を持ちたいものだ。

  

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  2005年8月に開通したつくばエクスプレス。所謂、「TX効果」が浅草にも大きく現れているという。当初はヨドバシカメラ進出で秋葉原に注目が集まりがちだが、観光の街「浅草」にも確実に及んでいるようだ。
  先般も今、編集している生活情報紙『ありか』の紙面でも、変貌した伝法院通りの特集記事を書いた。周囲からも「浅草に行ってきましたよ」「伝法院通りは変わりましたねぇ」などという声を聞くことが多い。
  


  「つくばエクスプレスで随分と人の流れが変わったんじゃないですか?」と私は、某洋食レストランのマスターに聞いた。すると「やっぱり、浅草は観光地ですねえ。こんな連休ともなると、もう閉めたくなるほどの人出ですよ。それにねぇ!」とちょっと秘密めいて言った。
 「それに?何ですか?」
 「えっ!?何?という1000円札が多くなったんですよ」
 「というと・・・・あの伊藤博文とか?」
 「そうそう、暫く見ていないから、最初はドキッとしますよ。えっ何だっけという感じですよ」
 「夏目漱石、野口英世の中に混じるわけですか?まさか、聖徳太子は無いでしょ?」
 「そりゃ、さすが無いですね」と言った。
 そして「もしかしたら、つくばエクスプレス沿線の方々はタンス預金をしていらっしゃるって事ですかねぇ?」と悪戯っぽく笑った。

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ch04.カルチャー : 大人のための「紙芝居」


   劇団民藝の女優さんの有安多佳子さんから「紙芝居の読み手をやります。お時間あれば是非」とお誘いを頂いた。「紙芝居」などもう何十年も見ていない。
  作者は陶芸作家、イラストレーター、建築家といういろいろな職業の方々が描いた大人のための紙芝居だ。

 会場となったのは北青山の神宮球場近くにある「ギャラリー&ビストロ 水瓶屋」。外苑前にはラグビー観戦にはよく来ているのだが、この店は初めて知った。静かな小路にある山小屋風のなんとも落ち着いたギャラリーだ。

  鍛えられた有安さんの声は透き通るほどに綺麗だ。鍛えられた「日本語」の美しさを久しぶりに身近で聞いた。朗読会とまた違った、ある感動。一枚の「紙」から「紙」へとうつる時へのイマジネーションというのだろうか。大人になるにつれて。忘れていったどきどき感というものか。

  今、ベストセラーになっている藤原正彦さん著『国家の品格』で、藤原さんが熱く語るメッセージ。「日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語・・・・・」の一節を思い出した。数学者でもある藤原さんは「日本人はあくまでも日本語でものを考えているのだ」ということを力説している。バイリンガルと騒いで、矢鱈と英語教育、英語教育という風潮もある。しかしその前に「美しい日本語」がこの国には存在していることを学ばないといけない。
  
  
 6編の作品が読み終えられた時、私は娘たちに見せてあげたいと思った。「日本語」の持つ優しさと美しさにもう一度気づいて楽しんでほしい、そんなことを感じた夜だった。

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ch11.経済 : 現金よ 動け!



    大変失礼な言い方なのだが、どうしてゴールデンウイークのこの人人人・・・・どこからわいてでできたのか?と思うほどの人の量。道路は渋滞(・・・・ということは確実だから絶対に避ける)、電車もこんでいる。幼稚園や学校に行っている子供たち、会社に行っているお父さん、家庭で洗濯機回しているお母さんたち、そして、いつもはゆっくりしているおじいちゃん、おばあちゃんもここぞとばかりどっとくりだしたからか。外出先で、駅の中での動きもなんとなく違う。だーらだーら、ふーらふーら、せかせか、うろうろうろ、ガシッガシッ、ゴツンゴツン。少し、「人」にあたってしまった。なんだか食欲も落ちてしまった・・・・・
  「1週間、自分へのご褒美で遊んできまーす」と成田空港で笑う若者たち。「好きなものを何でも食べて」と孫に大サービスするおじいちゃん、おばあちゃん。ディズニーランドの帰り、草臥れて眠り込んでいる子供たちとパパさんとママさん・・・・・
 この人々の生活が今後も少しでも長く続くように、日本はどうあるべきなのだろうか?ふと、気になった。

  金融機関に預け入れずに手元にため込んだ現金、所謂「タンス預金」が膨れ上がっているのだ。現在の紙幣流通残高なんと70兆円強。そのうち約20兆円がタンス預金といわれる。多分、想像も出来ない量だ。財務省で14億円位だつたか、現金の山をみたことがあるのが、私の頭の中では最高だから。
  バブル崩壊以降のデフレや金融システム不安が原因でこの巨額マネーは生まれた。日銀がだした量的緩和解除後、預金金利はわずかながら上昇。この「タンスに眠る巨額マネー」は動くのか否か?且つ、早期利上げの模索中、預金金利は今後上昇も見こまれるだろう。株価は堅調に推移、地価も都市部を中心に底入れの兆しか。
  現金よ動け。「先行きが不安だから・・・・」と言って金融資産を増やすのもいいが、うまく消費しようではないか。そのためにも、国民が感じうるひとつひとつの不安が払拭できる日本にならないと。
             

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   今、地方のうまいものを送ってもらう「お取り寄せグルメ」がブームだ。先月、食文化史研究家の永山久夫さんの「にっぽんの旨い!を取り寄せる」という単行本が発売となった。選びに選んだ北海道から沖縄までのおすすめ100品が紹介。勿論、お取り寄せできる。取材協力もさせていただいた。いろいなところらPRに行っているが、好評だ。昨日も銀座の某クラブのママから「いっちゃーん、お客様に好評。」なんてメールをもらって、本当に嬉しい。

  話は変わって、現在、夫は地震の調査の為、トルコのイスタンブールに行っている。国のプロジェクトなので長期にわたっている。住環境はなかなからしいのだが、毎日の料理はメイドさん(メイドカフェみたいな格好しいるのかと聞いたら怒られた。向こうでは30歳でもおばちやん扱いらしい)が作るトマトベースの甘ったるーい料理に辟易しているらしい。休みに自分で料理をすることが気分転換になるとか。今日もメールがきた。「近くにスーパーがあるが、本当に野菜の数が少なく、日本は実に素晴らしいとつくづく思う」と。日本はやはり、「食」に関しては本当に恵まれた国なのだ。
  だからこそ、女は親になったら出来れば子供を生んで、育てながら「日本の食」を教えていったほうがいいんだけどね。こんなこと言うとまた、どこからか「女」に限らない!と怒られそうだが・・・・。

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  経済産業省が「少子化時代の結婚関連産業のあり方に関する調査研究報告書」をまとめた。これは結婚を希望する男女に異性を紹介する結婚相談業・結婚情報サービス業のイメージ向上策として、テレビCMの解禁を検討課題に盛り込んだものだ。「業界のイメージ向上を通じ、業界を独身層に対する生活支援産業として発展させ、出会いの機会を増やすことで少子化対策につなげていく」これが狙いとか。

  経産省の推計によると、結婚相談業・結婚情報サービス業の売上高は約500億1600億円規模。事業者数約4000近くあるうち約70%は個人経営ということだ。
  また、情報のサービス機能とユーザーのニーズにミスマッチがあり、国民生活センターへのクレームや相談も年々増加し、2004年度は約2600件に達しているそうだ。絶対に料金についてのクレームも多いのだろう。それにも増して、「理想の人がいない」なんてひともあるだろうなあ。

 現時点で日本民間放送連盟放送基準では、結婚相談業・結婚情報サービス業は探偵業、興信所などとともにテレビCMが規制されている。そこで「テレビCMの解禁は業界のイメージを変えていく上での課題のひとつ」としてCM解禁を提言しているのだが。
 「みんなが結婚しない」ということで結婚式場などブライダル産業もなかなか厳しい状況だ。売り上げも可也落ちている。あるホテル関係者の嘆きもよく聞く。
  今後経産省は「結婚式のよさ」のアピールとともに少子化を食い止めるには子育て支援とともに、結婚して家庭を持つことが重要性をといていくそうだが。果たして・・・・


 

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ichiko : ああ!後悔


  メモをしてくれば良かった・・・朝になって後悔。あとの祭り。昨夜は、本当に「美味い」と思ったワインを飲んだというのに。ちょっといつもよりワンランク上くらいの極上の赤。マスターの話も本当によく聞いていた筈た゜というのに。翌朝になったら、もう覚えていないのだ。「フランス」「2004年もの」。知識はこれだけ。せめて、名前の一部でも記憶していればいいのにねぇ。多分、ワインの評価をする時に「雨に濡れた仔犬の香り・・・とかいいますよねぇ。あれってどんなもんなんですかぁ?」など馬鹿な質問ばかり繰り返し、肝心要のメモを忘れたのだ。嗚呼!馥郁たる「時」を心に留め、深い眠りにつけばよかったのだろう。しかし何軒かはしごをしたアホな呑兵衛に記憶はない。
  まあ2004年はなかなか良いワインが出来たということだから、また、訪ねればいいだろう。いつもはヨレヨレ文字でも箸袋の裏とかにメモしていたりするのにね。簡単でもメモは大切。反省とともに最近はとくに物忘れが激しいから気をつけよう。

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ch06.音楽 : うそ

   銀座でクラブ「姫」を開店し、経営手腕を発揮された作家の山口洋子さん。作詞活動では「噂の女」、「よこはまたそがれ」、「うそ」など数多くのヒット曲を世に出した。その後の作家活動もはじめ、1985年には「演歌の虫」、「老梅」で直木賞を受賞した才能ある方だ。
 私は中でも昔から、中条きよしが歌った「うそ」(山口洋子:作詞 平尾昌晃:作曲)という歌が好きだ。

 
♪折れた煙草の 吸いがらで
 あなたの嘘が わかるのよ
 誰かいいひとできたのねできたのね


凄い!折れた煙草で分かる男の嘘。それも「おんながあとから泣けるよな「哀しい嘘」のつける男だ。且つ、その男は「ああ花嫁衣装はどうするの?僕は着物が好きだよと」と言う。その上「あああんまり飲んではいけないよ  ああ帰りの車も気をつけて ひとりの身体じゃないなんて」とうそうそうそで締めるのだ。
山口さんは男が必死でつく「哀しい嘘」「やさしい嘘」「冷たい嘘」を見抜いてしまうのだ。

  人は嘘をつくものだ。もう、子供の頃から今まで、いろんな嘘をついてくる。
いずれにしても嘘をついている時は後ろめたさがあるものだから「こう答えよう」と理論武装してしまう。すると、人の身体というものは不思議なもので不安感や緊張感が自律神経に働いてしまう。自律神経とは例えば心臓の鼓動など自分の意思では全くコントロールできない神経。だから、どんなに頑張ったところで、身体に出てしまう。なんとなく顔の表情や仕草に出てしまうものなのだ。例えば妙に瞬きしたり、早口になったりするのもそうたろう。かなり不自然ということ。
  脳で言うと「左脳」は言語や論理的な考え方を司る。「右脳」はひらめきや創造性を司る。つまり左顔=右脳、右顔=左脳ということになる。だから、あんまり悪意もなく、ホッと思いつきの嘘は左顔に出でしまう。また、右顔に出るのは理論武装の嘘 計画的で知性的で・・・ちょっと狡猾で。また言い訳が多くなる。(男の嘘では一冊本が書ける位情報はもっているけれど)
  いずれにしても嘘はパーフェクトに誤魔化すことは不可能。計画的な嘘かな?と思ったら相手の右側に座って観察すればいいのだけれど・・・これまた不自然。まあ、「嘘」と分かっても「ふーん」と優しく聞き逃してみるのも思いやりかも知れない。

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  最近、脳トレーニングなるものがブームだ。電車の中でも、みんな必死に脳トレーニングのようなマシンを手にして必死でいる。そんな姿をみて「果たして、こんなもので脳の力がアップするのだろうか?」といつも不思議に思い、そんな目で見とれている。

  私は実は「脳」の話が大好きだ。脳トレーニングはさておいて、中学生との時に、脳科学者の時実利彦教授が中学校に講演にいらして、まあ難しくも面白い話の中で「人間の次に頭の良い動物はいるか?(イルカ)」と、今風に言えば親父ギャグというものたろうが、もう数十年も前の話そのような時代に、こんなユニークな先生はいなかったと思う。
その時からだ。「脳」について本当に興味を持った。大学では専攻したものとはかけ離れていたが、こっそりと生理学の授業をとって、脳生理学では密かな楽しみを味わっていた。

  1980年代も所謂「戸塚ヨットスクール事件」で、懲役6年の実刑判決を受け 服役していた戸塚宏校長が29日、刑期を終えて出所。現場復帰への意欲を「ヨットスクールはそのまま続ける。さらに教育の分野に進んでいきたい」と語っていた。
  確かに傷害致死事件を起こしてはしまったことは間違っている。しかし、人間が本来持つ「生きる力」を開花させることに全力を注ぎ、非行や不登校児などに成果を上げてたことは確かだ。戸塚ヨットスクールの戸塚校長の言う「脳幹の機能低下により引き起こされる」という脳幹論には教育再生に大きな意味がある。


 脳幹の機能低下。具体的に挙げていたら枚挙に遑がない。現代人、特に若者たちの言動。
心は脳のしくみを通してのみ交信状態を作られる。脳の活動がないところでは心は作動しない。心が脳の活動停止後も動くならば、そこには心の動きのためにどこからかエネルギー源が補給されていなければならない。脳を動かしているのは「心」だということ。

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   医療の力で防げるはずの病気というのに、亡くなってしまう5歳以下の子ども1日3万人、年間1,100万人 。廃止すべき児童労働に従事している17歳までの子ども2億5,000万人。そして学校に通えない子どもが1億2,000万人。
 これが世界の子供たちの実態だ。

  休みの日、駅の構内では声をからしながら、学生たちが募金活動をしている。
「募金に、ご協力をお願いします!お願いします!」親を亡くした子どもたちが、高校や大学へ進学できるようにするためのあしなが募金だ。
 女優の東ちづるさんは「こんな豊かな日本でそんなことがあっていいのか。ひとりでも多くの人が進学できるとうれしい」とあしながさんに申し込み、そのあしながさん歴は5年半になるそうだ。毎年春秋のあしなが学生募金にも日程が合うかぎり参加し、街頭募金を呼びかけている。本当に素晴らしい信念の持ち主だと思う。

  高校進学予定者の母親の年間給与は平均131万円くらいのものだ。全国の民間給与所得者約4500万人の平均年間給与の3割弱。災害、病死、自死と理由は様々でも、本当に進学したいと思う学生生活を十二分に送らせてあげるために希望を叶えたい。もっと何かをしないと。考えないと。

 小泉政権発足からまる5年が経過した。この間に何が広がったのか?そう、所得格差が指摘されている。経済産業省の産業構造審議会基本政策部会が先月公表したアンケート調査では、所得格差を肯定する意見と、是正を求める意見は拮抗。格差の捉え方は異なるとは思うが、この豊かな国で「何」をしなくてはいけないか、優先しなくてはならないか、真剣に考えよう。

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プロフィール

ichiko.tv

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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