スポーツ: 2006年7月アーカイブ

スポーツ : ある「処分」


  今日は20日。FIFAが例のジダンがイタリア代表マテラッツィに対して頭突きを見舞った件に関して、両者に処分を科すと発表。マテラッツィが人種差別的な発言をしたとして様々な憶測を呼んだのだが「中傷的な発言」ということで人種差別の問題は無かった。
 暴力行為に及んだジダンに対しては、7500スイスフラン(約70万円)の罰金と国際試合3試合の出場停止処分。そしてFIFAのプログラムのもとで3日間の社会奉仕活動を行うことに。しかし、噂されていたジダンのW杯MVP剥奪脱処分は無かったのは良かったが、時間が流れある「処分」がなされたということだね。


 


    「人生とは旅であり、旅とは人生である」というタイトル。 サッカー日本代表MFの中田英寿選手が現役引退を発表した。半年ほど前から今回のドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていたとはいうものの、やはり衝撃だ。しかし、そんな気持ちの裏に何故かほっとする自分がいる。つまり潔さ。口に出していう人は多いけれど、なかなか人間の決断とは難しいものだから、中田はやはり凄い。
   引退理由は多く語らず。ただ、 プロサッカーという旅から卒業して新たな自分探しの旅に出たい・・・・。人気絶頂のアイドルの引退の時だって、マスコミは騒ぐ。その時にアイドルの口から出る引退理由など、本人の気持ちのほんの氷山の欠片くらいのもの。
  忘れてはいけない。彼が1995年、韮崎高からベルマーレ平塚、現在の湘南ベルマーレに入り、98年W杯フランス大会後にイタリア1部・セリエAのペルージャに移籍した事。日本人選手として欧州リーグ移籍への道筋をつけた先駆者的存在となった中田。
  今回の負けで、チームメンバーに「分かりやすい言葉で指導しなかった、リーダーになれる素質がなかったなどとコメントする評論家もいるが、彼のプロとしての10年は並の人間が過ごせる10年なんかじゃない。中田の語る「人生」そして「旅」。まだまだ29歳という漲る若さと力。そして桁外れの運動能力とカリスマ性。大きく飛躍して、もっともっとカッコイイ男になってくれ。

 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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