スポーツ: 2008年10月アーカイブ


   人間なんて・・・・叩けば埃のひとつやふたつでてくるものだ・・・・と思っている。しかし、日本相撲協会と、「週刊現代」発行元の講談社の間で起こっていることはなんともドロドロ状態。
  16日には元横綱北の湖が八百長疑惑を伝える記事で名誉を傷つけられたとして損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の口頭弁論が東京地裁で行われた。しかし講談社側証人として尋問が予定されていた貴ノ花の元妻・藤田憲子さんは出廷しなかったというではないか。
  だが・・・・・記事への情報源が貴ノ花の元夫人・藤田憲子さんであることらしいし「夫の貴ノ花が1975年の春場所で八百長をした。対価としての400万円を用意してくれと言って、お金は銀行でおろした」とか「次男の初優勝の時も八百長だった」との主張もしたという藤田憲子さん。何故?今頃に?と思うし、こうした主張をすることで今後、どんな展開になることを予想しているのか?そして真実は一体何?という感じしかない。
  何れにしてもどちらかが「嘘」をついているわけで、きっと「何か」を守るために「嘘」はつき続けるかも知れない。そんなものだ。証拠は出にくいだろうし、たとえお金が流れたとしても政治家の灰色の金の流れであれば特捜がはいるものの、こうしたことはあくまでも民事。決着は難しいだろう。しかし、マスコミは連日一挙手一投足をああだこうだと報告しているが、相撲をこよなく愛する日本人が多いというのに・・・・こうしたことの数々は実に哀しいことである。全く!取組が全て八百長にも見えてしまうよ。

  オリックスの清原和博の引退試合が行われた。2006年に古傷の左膝の状態がかなり悪化して、今年、8月の41歳の誕生日に引退を表明した。「ああ、これがプロの世界なんだな」と思った。"普通"の世界ではあちこち痛いとか言っても通院だ休職だ、そんな程度だ。まさに身を粉にしてというか全身全霊で闘ってきたプロの引退。甲子園での鮮烈デビュー以来、清原の23年間の現役生活。本当に毎日毎日が真剣勝負だったと思う。
  PL学園高、巨人でチームメートだった桑田真澄の「彼がいなければ、僕はプロにもなれなかった。ありがとう、と言いたい」と言う言葉。そして涙でぐしゃぐしゃになった清原が王さんから受けた言葉が胸を打った。来世でも一緒のチームでホームラン競争をしようなんて・・・こんな言葉を言ってくれる人がいるだろうか。
  入団の時も引退の時も清原は涙で顔をぐしょぐしょにぬらしていた。出身の大阪府岸和田市ということもあるのだろうか、いろんな事も試練と受け止め、力強く精一杯立ち向かっていくスピリッツというか・・・不撓不屈の精神をこれからのプロ野球を続ける後輩たちもこんな魂をうけとめてってほしいなと思う。


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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