スポーツ: 2008年12月アーカイブ
スポーツ : 揺さぶり |
||||
「昭和の不況より最悪ですよ、こんな不況は初めてだ」とはきもの屋の主人が話している。80年間、こんな経験はないと半ば諦めた表情でいる。先般、友人が「いよいよ仕事でタクシーにも乗れなくなったよ。完全に廃止」と言っていた。営業マンとしてはなかなか厳しい時があるとぼやく。解雇だなんだかんだという中では、「何言ってるんだ」と思えるほどに、贅沢過ぎる悩みである。しかし、それぞれの"世界"の中で、人は四苦八苦している。
確かに予想を遥かに超えた不況の波が押し寄せている・・・・・飲食店も売り上げの芳しくない店舗は閉鎖となっていく。日本だけでなく、もう世界中が不景気という病に感染している。
スポーツ界も然り。ニュースを聞いてからショックは続いている。今季限りでの廃部が決まったアイスホッケー男子の名門である西武。チームを所有するプリンスホテルの業績がここ数年に悪化し、年間約5億円といわれるアイスホッケー部の運営費の維持が難しくなったという。このニュースを聞いてから、なんとも脱力感だ。本当にショックだ。日本のスポーツ界はスポンサーシップで支えられてきた。しかし本体の赤字は避けられなければしようもない事なのだ。頭では分かってはいる、分かろうとしたい、しかし、どうしようもない・・・・・選手達の気持ちとおさまらない動揺が伝わってくる。それでもシーズンが終わるまでの戦いはしなくてはならなくても、モチベーションだって下がるだろう。不況の影響がじわじわと、そしてスポーツ界までをも揺さぶりをかけている。ああ!どうこの波をどう抜けきっていけばいいのだろうか?
スポーツ : 実に不可解 |
||||
このところ、何とも愉快ではない気持ちになるのが、例の大麻問題で日本相撲協会を解雇された元幕内力士の若ノ鵬の問題。「嘘でした・・・」と虚偽の八百長告発を謝罪した上で、250万円を受け取ったことを明らかにしたあの会見で見せた涙。なんだかんだ言う人も多いが、ふと、自分のはたちの頃を考えてみた。無謀極まる、危なっかしい年齢だったなあ。
「解雇されたら戻れるなんてあり得ないんですよ!!」とあるテレビ番組で元力士でタレントの龍虎さんが語気強く言っていたけれど、はたちの自分はやはり謎のXさんの言う通りにしてしまったかななんて思う。というより「また、どこかの親方のところに君を~」などといわれれば、信用してはしまうかも知れないなと思った。それも異国の土地での事・・・。
しかし、「会見の内容は極めて不可解」と講談社側もいうが、謎のXさんが一体何を目的としていたのか、なんだかいくら考えてみても分からない。しかし、世の中には不可解なことが多いものだ。