ch05.エンタテイメント: 2010年3月アーカイブ
ch05.エンタテイメント : 邦画の魅力 |
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本場アメリカのアカデミー賞と比べると、日本アカデミー賞は少し地味な感じる人も多いだろうが、最近の邦画はなかなかも本当に素晴らしい作品が多い。
3月5日に第33回、日本アカデミー賞授賞式が開催され、最優秀作品賞は『沈まぬ太陽』が受賞した。『劔岳 点の記』が最優秀作品賞では?と思われていたらしいが、『沈まぬ太陽』は原作を読んだ上でも、期待を裏切らない作品であったと思った。途中休憩が入るほどに長時間だったなあ。
変な癖?があって「あれっ?!」と思った作品は2回、3回とみなおすことがある。さらっと1回目はみても何か気になるシーンや台詞があるとまたみなおしてしまうのだ。それが実は『劔岳 点の記』であった。今回、最優秀作品賞は逃したものの、最多6部門で最優秀賞を受賞する圧倒的な強さだった。とくに、最優秀撮影賞だが、木村大作監督の作品は、ステージにあがるなり「これが取れなかったら帰ってるよ」と言うほどの出来栄えだ。兎に角木村大作さんの撮影の"目"は天才的だと思う。細かな部分が実にすごいのだ。あの雪崩シーンなど、声も出ないほど凄かった。結局3回みてしまった映画であったが、本当にいつまでも心に残る作品だ。
しかし・・・鳩山総理の祝辞・・・「妻もいつも映画を撮りたい」と言っていると、いろんなところで仰っているようだが、あの気の抜けたような表情でそんな事ばかり。何か辟易である。もちろんも言うのは自由なことではあるが。