ch06.音楽: 2010年3月アーカイブ
ch06.音楽 : 『また君に恋してる』 |
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人の声質の不思議というのだろうか。ふっと気持ちが入り込んでしまう、そんな声質がある。
歌手の坂本冬美さんはデビュー当時から、何かが違うと思っていた。私は音楽のプロでもないので、その何かが一体何であるのかは分からなかったのだが、この人の声質は、すべてのジャンルを飛び越えで行く、そんな魅力を持っている声であると思ったのだ。
大分県の焼酎『いいちこ』のCM曲の『また君に恋してる』という曲が人気だ。ビリー・バンバンも『いいちこ』のCM曲を歌っていた。その時はその時でいい歌だと思っていたが、坂本冬美さんの声になるとまた、これがこんなにも違って聞こえてしまうのかと思える。改めて松井五郎の詩はいいなあと。勿論、森正明の曲と相俟ってなのだが。それに「愛している」でなく「恋している」という言葉。こんな季節には良く似合う。
ch06.音楽 : JAZZの魅力 |
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昔から"四十の手習い"とは言うが、ジャスボーカルで活躍中の富樫勝彦さんは、なんと、還暦過ぎてから念願だったというジャズボーカルのレッスンに励まれた。聞けば聞くほどにすごい。バリバリのビジネスマンであった富樫さんだが、どうしてもジャズボーカリストになりたい!なりたい!と思い続けたという。「それこそ寝てもさめてもですよ~」と明るく笑う。「いやいや、やはりDNAじゃないですか」と私も軽くかえす。
先般、富樫さんに銀座にあるジャズバーに連れて行っていただいた。お洒落で、まさに大人のパーであった。ジャズが流れる中、旨いウイスキイを味わった。クラッシックはその音の世界に誘われ、入り込んで、そして溶けていく、そんな感じがあるが、ジャズはその音たちと一緒にノッていく、そんな感覚だった。ジャズを聴きながら、静かに更けていく。実に至福の時である。
富樫勝彦さんのジャズライブが3月31日(水)に老舗のジャズスポットである新宿の「JAZZ SPOT J」で行われる。味わい深い富樫さんのジャズボーカルが楽しめる筈だ。是非♪