ch06.音楽: 2012年5月アーカイブ

ch06.音楽 : 耽らん・・・


   今年、神楽坂女声合唱団では8月に東京オペラシティで夏のコンサートをする予定である。年末には恒例のチャリティディナーショーもするのだが・・・ということで気持ちは既に夏に向かってレッスン!レッスン!である。
  選曲の中にあのメンデルスゾーンの「歌の翼に」がある。訳詞は:門馬直衛であるが、その言葉、言葉に毎回感動して歌っている。「歌の翼に君を送らん」の始まり。「蓮咲きいでて君を待つよ」。そして「棕櫚の葉隠れに恋に酔いて ともに憩いて夢に耽らん」である。「耽らん」など嗚呼!「耽溺」の「耽」ではないか!!。夢心地とはこんなことかしらん。

 まあ、いつもワサワサ、バサバサと騒がしく過ごしている自分の姿を客観視してみると、この歌のどこにも現れることも出来ないな。つい、笑ってしまった。しかし歌とはひと時でも夢心地にしてくれるものだ。

豊島区区制施行80周年ということで、記念ミュージカルを上演することが決まった。「としまの記憶」をつなぐ会としても後世に豊島区の記憶という財産を伝えていくという意味もある。
 昨夜は劇団ムジカフォンテの知久晴美さん、そして今回の脚本を書いていただく永島直樹先生方と池袋某所で侃々諤々。どんな内容にするか、構成にするかなど本当に思いっきり話し合った。楽しいね!ルーティンワークでは絶対に生み出されないエネルギイだなと感じていた。
  日程も決まった。2013年3月29日(金)から31日(日)の5ステージ。丁度、春休み。子ども達も舞台で活躍してもらおう。会場は東京芸術劇場。
  そして今日、書類を提出する為にミュージカルのタイトルを決めていた。知久ちゃんが「何がいい?」と聞くものの、朝からのロケで日傘さしながらもハアハアしている自分。そんな中でも頭の中はフル回転。80周年にちなんで「80」は入れたいね。池袋ならいけふくろう?なんてことを言いながらほぼ決定!した。『朝の光のその中で  80歳のいけふくろう』。まだ仮題だがほぼこれでいいんじゃないのか?演出、振り付けは知久ちゃん、任せたよ!直樹先生、台本よろしく!当方、必死に資料集めと走るか!

ch06.音楽 : ひとつがらがら


  日頃、やれ原稿の締切日や締切時間、打ち合わせの日時、アップ、納品、見積書作成だ、請求書発行と曖昧な記憶ではダメなことが多いもの。しっかりと記憶しておかないと後から「あれっ?」では人様に迷惑がかかるし、大変なことになってしまうことばかり。
 
  そんな中で、曖昧な記憶、おぼろげな記憶ということが実に快感であることがある。たとえば、ひょんな時に口ずさむ数え歌のようなもの。お皿を洗っている時など何故か不意に出てくることがある。
  今や、お手玉などする人も少ないであろうが、とーんでもない昔、子ども時代に明治生れの祖母が歌っていた数え歌を思い出す。意味も分からず聞いていのに、何となく覚えている。日常生活に絶必でなくても、なんとなく覚えている歌。数え歌でネットで調べてみたら一つ似ているのが出てきた!そのままご紹介すると・・・・「ひとつがらがら」とは同じだ!祖母は「♪ひとつが~らがら」と歌っていた。

一つ がらがら   (ひとつ がらがら)
 二つ 山椒の木  (ふたつ さんしょのき)
 三つ 蜜柑の木  (みっつ みかんのき)
 四つ 楊枝の葉  (よっつ ようじのは)
 五つ 銀杏の木  (いつつ いちょうのき)
 六つ むくれんじ  (むっつ むくれんじ)
 七つ 南天木    (ななつ なんてんぎ)
 八つ 山桜     (やっつ やまざくら)
 九つ 米桜     (ここのつ こめざくら)
 十で返して 井戸の中から 一つが~らがら......
 (とおでかえして いどのなかから ひとつがらがら)

自分の曖昧な記憶の中でちょっと書いてみよう。

♪ひとつがらがら
二つ芙蓉の木
三つ蜜柑の木
四つよろずの木
五つ銀杏の木
六つむくれんげ
七つ南天木
八つ八重桜
九つ小梅の木
とうで殿様葵のごもんを
・・・そして「ひとつがらがら」と続く。

ネットで調べたものとは微妙に違っているが、何とも不思議な感覚になる。多分、記憶違いというのもあるだろう。実に曖昧な記憶・・・私の大切な財産である。

ch06.音楽 : 恋ごころ

 オペラ「おしち」を鑑賞。おしちは家田紀子さん。いやあ、相変わらず家田さんははながある方である。劇場を出ると・・・満月か。大きな大きな満月が夜空に浮かぶ。炎のように燃える恋ごころか。満月を見ながらおしちの恋を想像するのも、またいいもんだね。家田さん、お疲れ様でした。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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