ch02.健康: 2006年7月アーカイブ

   午前中にケータイメールの着信音がなった。
「部下が急死した。明日、通夜なので、打ち合わせの日程を変更してほしい」と。
その方は享年47歳。冠状動脈血栓症のため。ラインの急死。なんということ・・・・。
   草臥れて寝て、そして、翌日、起きるのが当たり前の日々。無理は禁物だといっても、忙しい忙しいと言いながらも、本当に忙殺される日々の人々。友人たちも若くはない。
  もう一度認識しよう。元気で生きているということは「当たり前」で「永遠」ではないということ。訃報を聞く度に、ちょっとだけ、無理をしてしまう自分の生活を反省する。

ch02.健康 : 梅雨の間の毒だし体験


   人間は本来、正常な代謝活動や一定の調和の取れた状態を保つ力がある。しかし、そのホメヲスターシスが崩れることの多いのが現代。ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ・・・気がつくと体の不調を感じ、そして病気となる。
  そんな中で、今所謂、毒だし「デトックス」流行りだ。その一つに温浴も流行しているようで、ゲルマニウム温浴、そして最近やたらと目につくのが「岩盤浴」。これは北海道では、上の国町から産出された「ブラックシリカ」という岩盤を暖めてその上に横になるもので私は2003年に体験した。ちょっと前ではあるが、「こんなのが流行するのだろうか?」と不思議であったが、最近は本当に次々と出店している。流行とは本当に不思議なものだ。その時は「こんなのが果たして・・・」と思っていると大体2~3年後にヒットしたりする。
  床と壁はブラックシリカで真っ黒。なんとも見た目が威圧感というか迫力がある。サウナと違って「やさしい温まり方が特長。入室して数分もすると、体全体からジトーッではシトーッとした汗が出てくる。サウナでは汗が出るのに大概の人は数分かかるが岩盤浴は汗の出方が早い。
  そして、先日は興味津々だった、酵素風呂も入ってみた。まず、柔らかい感触のスーツを着用する。顔の部分だけ出しておく。手も足もすっぽり。それこそきぐるみ姿になる。
  檜をサラサラパウダー状にしたものの中に多くの薬草・野草から抽出した酵素が入っているそうだ。私が訪れたところでは「この中には金粉も入っているんですよ」と言っていた。自然発酵による熱で入浴なので、湯船と違ってゆっくりじっくりと温まる。温熱効果が持続する。
ヒーリングミュージックを聞きながら、ヒノキの良い香りに包まれるので森林浴効果もありそうだ。砂風呂と似ているのかと思ったが重さが全く違う。ふわーっとしている。本当に「包まれていく」という感じだ。約20分で信じられないほどの汗をかく。
  その後に「気功」を体験。全身に「気」を入れていただいた。最初の数分は「んっ?これだけ?」と思っていたが・・・・・・・そのうちに、私は深い深い海に沈みこんでいく感じだった。
   南極・北極で海水が凍らずに残された重い海水が水深千メートルを超える深海まで深く深く沈みこんでいく・・・・・カラダが溶けて海底に沈みこむ、そんな感じだ。

   「吉田さん?吉田さん?」という先生の声で目覚めた。照れ隠しに笑ってみたが、どうも5分ほど本当に深い眠りに落ちていたようだ。 梅雨の間のぐったりする不調感覚が消えていた。


  

  

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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