ch02.健康: 2012年1月アーカイブ

   「そうそうそう!」と少し甲高い声に思わず振り向いた。某所で主婦らしき2人の女性の会話に耳がピクピクと反応した。面白そう・・・。ほんの数秒の会話だけれど。「息子にこれまでのお弁当で何が一番おいしかった?って聞いたら"シュウマイ"っていうのよ~全く、嫌になっちゃう」と言うと、また「そうそうそう!」と甲高い声で応えている。「朝早くから起きていろいろ工夫しておかずを作ったのにねえ~冷凍食品のシュウマイが一番だって言われるともう!悲しくなっちゃうのよ~子どもって覚えていないものなのねぇ~」という会話だった。
  
  息子は母親が自分の為に弁当箱にいろいろおかずや炊き立てのご飯を詰めていることは十分分っているし、弁当箱を開けた時、「わっ!」と特に男子は声には出さぬが、母親の存在の有難さを感じている筈だ。シュウマイが冷凍食品であろうと、自分で焼売の皮から作った自家製であろうと、まあいいではないか。母親からいきなり「何か一番おいしかった?」と聞かれた時に、もしかしたら「今、一番食べたいもの」が頭に浮かんだのかも知れない。早朝から台所にたつのはなかなか大変。特に寒い朝は少しでも布団の中にいたい。しかし、母親は子供の為に日々弁当を作る。それの繰り返しである。思えば一時のこと。永遠ではない作業。だから、手抜きと考えずに美味しい冷凍食品だってうまくアレンジして使えばいい。

ch02.健康 : 弁当文化


   既に日本では馴染みのある保温保冷が出来るランチジャーだが、日本の様に弁当文化のないアメリカでは今クチコミで人気上昇中だという。
  さて、象印の「ミスター・ベントー」。円筒型のステンレス製容器に4つのプラスチック製の小型容器を重ねて納めたランチジャーだ。シンプルな外見でもスープからサラダまでいろいろな料理が時間が経過してもおいしく食べられるらしい。
  象印もアメリカでも一部アジア系住民にしか受け入れられないと考えて日本の商品をそのまま輸出していたものの、アメリカでも弁当に注目が集まり始めた時期に、栄養面でバランスのとれたヘルシーな弁当がまさにアメリカ人のハートを射止めたらしい。
 今ある"カラダ"は全て日々の食生活が作り出しているもの。まあサプリメントを服用するのもいいが、とにかく野菜を多くすること。そして肉と魚などバランスのとれた食事をとることだ。私は日々の料理に、出汁昆布と干し椎茸を欠かしたことがない。

  氷点下とまではいかないものの、東京も冬将軍おなり~というほどの寒さだ。まあ、一泊二日という短期滞在ということではあるが、外の空気はきんきんと冷えている。こんな時はうっかりすると風邪をひく。本当にあれっという油断した時だ。とにかく大切なことは体温を下げないこと。平均体温が1℃下がると免疫力は約37%下がるそうだ。「そういえば!」と思い当たった。昨年の12月は本当に仕事でもワサワサと忙殺され、且つ忘年会の嵐だった。過度な飲酒がまた免疫力を下げるのだ。分かっちゃいるけどやめられず。
   合間にインフルエンザ予防接種を2回したのだが、その時に検温すると35度台だった。「おかしいな?」と何回はかっても35度台だった。看護師さんは「吉田さん、もう、いいですよ~」と言う。いつもは36度4分というのにね・・・。

  そして24日の夜、そうクリスマスイブの日だ。この日は高速にのっていた。あまりの空気の乾燥に喉の奥が痛みだし、「あれぇぇぇぇ~」という具合になった。だるい。そしてその夜、信じられないほどの高熱を出した。40度に手が届いちゃうくらいだ。その熱は翌日も下がる気配なし。よろよろになってその日のアポの断りをメールで出した。その後の記憶はなし。
  つまり、高熱がでるのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれるがかなり免疫力が落ちていたのだろう。カラダを冷やすのは良くない。体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力は低下。特に免疫力を司る腸内環境の悪化。悪玉菌や有害菌が増殖は病気や感染病の原因にもなる。
 冷えは想像以上に怖い。冷えた部分の代謝活動が落ち、大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪化。これから寒い季節に多い心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことにもなる。
 平均体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化するらしい。つまり体温は免疫力を大きく左右するというわけだ。35度台で暮らしていた12月に高熱でひっくりかえったのはしようもないことだろう。
  皆さん、とにかくカラダを温めて、免疫力アップして乗り切りましょう!


ch02.健康 : 日本型食生活


  健康計測機器といったハードを提供してきた「タニタ」とカジュアルダイニングを展開するきちりと業務提携で丸ノ内国際ビルヂング地下1階にヘルシーレストラン「丸の内タニタ食堂」がオープンした。栄養バランスを考えたメニューでなんでも一食500キロカロリーとか。三食として1500キロカロリーとしたらかなり頑張った!ダイエットも可能。且つ塩分も3グラムだったか、これまたいい。常駐する管理栄養士がアドバイスを行うサービスも提供するらしい。至れり尽くせり。しかし場所は丸ノ内。私も以前の勤務地は暫く大手町であったが、こうしたところでの価格設定も今後の課題だろうなぁ。

  グルメという言葉が社会を揺さぶってから何年経つのだろうか?さんざんいろいろなものを食べつくしてきた現代人。日本人として、本来当たり前であった、理想ともいえる日本型食生活に戻るというのもいい機会なのかも知れない。炊き立ての米の美味さ、出汁をしっかりとった味噌汁。ワカメでもシジミでもいいな。発酵食品の漬物を少し。野菜の煮物。そして酢の物もあるといいな。そしてメーンは焼き魚か煮魚でも。バランスのとれた食事をしてしっかりと仕事をする。これが健康の秘訣だ。そして時々美酒に酔う。長生き出来そうだね。


ch02.健康 : 弛み

   女性が集まると必ずというほどでる話題が「太った」「痩せた」の話。正月を過ごした後は雑煮だ、おせち料理だ、スイーツだと、たいがいの人が食べ過ぎている。そして「どうしよう、2キロ太った」という話になる。それでダイエットに励むか?というと「困った」と言いながら新年会でまた飲み食いするわけである。
  そんな中で、温泉に行った話になる。通常、入浴は一人でするものだが、温泉に行くとなると、他人の裸も丸見え。いろいろ観察しては自分と比較しているようだ。面白い話も聞いた。ダイエットで約半分のめかたになった女性の体中も、とくに「腹回りの弛みがすごかった!」という話。女同志というのは実に酷なもので、決して何も言わず観察しているわけである。その異常ともいえる弛みに声も出ないでいたらしい。「顔はきれいなのにねぇ・・・」と。顔は綺麗だから何なんだ?と思って聞いていた。すると一人が「その弛みは切ってしまえばいいんじやないの?」と言う。まあ言いたい放題。人とは勝手なものだね。

  なんでも腹囲の皮膚は4ヶ月で新陳代謝を繰り返してるらしい。シワは1年に2cmの割合で縮小するとも聞いた。しかし、ダイエットはやはりカラダも綺麗に痩せたいものだ。これには素人判断ではなく、やはりプロによる食事指導、運動指導など生活面、精神面でのアドバイスが必要だなと思った。
  随分前だが、たかの由梨さんの広告コピーで"メリハリボディ"という言葉を使ったことがあるが、ダイエットはまさにメリハリがポイントだろう。ビラビラと弛んだ醜い皮膚をどこに収納しようか?などと悩みたくないものだから。

ch02.健康 : ダイコン様

10112329_T2.jpg人間は加齢する。それには抗うことは出来ない。無理は禁物。サプリメントブームがきてからどのくらいたつのだろう?すっかり日本にも定着した感がある。テレビのコマーシャルや通販番組、ダイレクトメールの数々に知らず知らずのうちにはまり、何となく元気がでるのかな?若返るのかな?とせっせとサプリメントを摂取する。ついこの前までは好奇心もあっていろいろ摂取したこともあったが今はやめて、どうなることかと観察している。周りを見回すと、ダイコンが美味そうだ。今は「ダイコンおろしダイエット」というものもあるらしい。なんでも、生の大根と大根おろしは同じものかではないそうで・・・。ダイコンをすりおろすと、「イソチオシアナート」という辛味成分が生成されるそうだ。これは、あのワサビなどにも含まれているものと同じタイプの辛味成分ということで、免疫力を高めたり殺菌や消化を高めたりするという効果があるとのこと。何でも活性酸素退治にはもってこいだと聞いた。こりゃいい!私自身、ある日、手の甲に少し出始めたシミが気になった。かなりのショックで、何とかならないものかとせっせせっせと日々、野菜を思いっきり食べる生活を続けた。するとシミ消えた!(いや、薄くなって殆ど目立たない)身近なダイコンに素晴らしい薬効があるのなら、毎日せっせとダイコンおろしを利用すればいいね。以前、長野県で「ねずみ大根」という大根をすりおろし、布巾で搾った汁に信州味噌を溶かしてつゆを作り、うどんをつけて食べる郷土料理「おしぼりうどん」を食べたことがあった。これはダイコンおろしではなく、搾り汁を使うものだったが兎に角、ねずみ大根の辛さといったら!海から遠い信州は昆布や鰹節といった海産物は入手しにくい。出汁も出来ない。醤油もまた江戸時代後期に普及したものである。今なお、伝わる郷土の味に感嘆したものだ。身近にある、こんな素晴らしい食材で美しく若々しく元気になろう!

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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