ch02.健康: 2006年11月アーカイブ
ch02.健康 : 内視鏡の進化が今、めざましい |
||||
癌やポリープなどの手術に重要な役割を果たす内視鏡の進化はめざましい。静岡県浜松市の浜松地域テクノポリス推進機構と浜松医科大学光量子医学研究センターが、内視鏡手術を大きく前進させる同手術用の新ナビゲーションシステムと計測目盛り付きの内視鏡を開発したと発表。
これまで脳や眼に近い部分の内視鏡手術は、CT画像と医師による目視が中心で、そのために医療事故なども起こる事もあったが、今回のシステムでは器具をどこまで挿入しても良いのかが分かるという。またCT画像との組み合わせにこれまでは15分かかっていたものが、今回のシステムはなんと3分で完了。手術時間も短縮される。
一方、計測目盛り付き内視鏡は、光を使った計測法で内視鏡の画像モニターに大きさの目盛りをリアルタイムで表示して消化管内の検査が行われる。そのため腫瘍などの大きさが瞬時に分かるというもの。医師による目視を信用していないわけではないが、こうした医療の技術進歩は患者側としても安心だ。
ch02.健康 : カシス!注目アップ |
||||
気がつくと飲料の話が続く。どうも娘のコトバが頭に引っかかっていたからかも知れない。今、彼女は来年の就職の為の研修でいろいろと施設を回っているのだが「サントリーの飲料しかだめなんだぁ~」というひとことに、「当ったり前でしょ!」と言ってはみたものの、ふと昔、ビール会社の営業の人の会話を思い出していたからだ。麒麟は麒麟、アサヒはアサヒ日・・・・「ふふふ、そりゃ大変ですねえ」と言う私に、苦笑していた顔も思い出していた。
ところで、英語ではブラックカラント、日本では黒房すぐりと呼ばれるカシスが目に良い果物として人気上昇中ということだ。北欧など寒い地域で主に生産され、日本の主産地は青森県。昔からある果物でリキュールに主に使用されていた果物。
眼科医により眼精疲労の高い軽減効果が実証されたことや目の下のクマを解消するという美容面のメリットが女性の心を捉え、マーケット開発となったようだ。
目に良いといえばブルーベリーも有名。しかしカシスにはそれ以上の効果があるというからひょいと心も動く。抗酸化作用をもつポリフェノールの一種であるアントシアニンがカシスはブルーベリーの3倍だという。またカシス特有のアントシアニンも含まれている。その成分に、目のピントを合わせる毛様体筋の凝りをほぐし、眼の疲れを軽減する作用があるというから、続くと結構な失費となるマッサージに通うよりはいいかもだ。
それに、昨年10月には日本カシス協会が発足して学会でカシスの緑内障予防効果が発表されたといえばますます知名度もアップしていく。そういえば最近、伊藤園が10月に発売したペットボトル飲料「ブルーベリーとカシス」が今のお気に入りだし、確かサラリーマンのオアシス「ルノアール」でも珈琲よりカシスの飲料を飲んでいたと思う。それくらい自分の生活の中にも影響している。
市場規模は昨年20億円、今年は35億円を超える・・・というのだから、飽くなき健康への関心・・・決して落ちることはない。