ch02.健康: 2008年11月アーカイブ

ch02.健康 : とにかく"野菜"


  つい、ぼ~んやりしていると、絶対に野菜不足になる。常に"頭"で考えながら食事をしないと本当に脱健康という感じになってしまうのだ。美味しい辛口の日本酒に塩辛、甕の泡盛に豆腐よう・・・・なんて事は決して体の為にならない。ということでいつも頭の中は"野菜!"とあるわけだ。それでもダメな時のためにせっせと青汁を飲むが、またこれを忘れて何日も経ってしまう・・・・・

  今年の夏、自宅でプランターにナスとトマトの栽培をした。花が咲いて受粉!受粉!と大騒ぎして漸く収穫した野菜を見て宝石のように思えた。手間隙かけての収穫。結構草臥れた。「農業に興味あるんですよねぇ~」なんて気軽に言う方々が多いが、私はナスとトマトの収穫だけで日々、時間・労力をかけた?ことで、更に、農業のすごさを感じた。農業はスゴイ。私は多分、弱音を吐いてしまうだろう・・・・・結局、近くのスーパーで安易に野菜を購入する。この気楽さ。いやはや。

 ところで、国立の国立ファームが展開する、レストラン「農家の台所 くにたちファーム」の2号店が東京の恵比寿にオープンした。全国各地の厳選した農家の朝採り野菜やそれを使った料理を、その日に提供するのがウリ。人気のサラダバーの他に農家の蔵をイメージした野菜の保冷庫を設置して空調と植物育成用のランプを導入したガラス張りの畑を作ってその場で採れた野菜も提供していくということだ。ふーむ、なかなか手間の掛け方が面白い。

  "今"のカラダを作っているのはもう何ヶ月も前の食生活。「お腹がすいたー!」ととりあえず空腹を満たしたり、「食欲なし」と食事パス。「偏りすぎ~」と後悔のパーティーや飲み会・・・・・今後はもっと野菜の事を考えて食生活をしないといけないね。
 

ch02.健康 : 齢90を超えても

  店の女将がカレンダーを一枚めくり「あらもう一年も終わるのね」と呟いた。街では2009年の手帳やカレンダーが売り出されている。本当に女将のいうように、もう2008年も終わろうとしている。何か気忙しいのはそんな時期だからなのか?いや違うだろうと思っているのだが・・・・・。


  ある日、若い女性の携帯を閉める音が気に入らないと高齢のご婦人が文句を言い始めた。若い女性はキョトンとしていたが「関係ないでしょ!」という風な表情をした。それがまた、気に障ったのか、次第に激しい叱責となっていった。
  また、別のある日の事。シルバーシートに座っている高齢のご婦人を、同じ年頃か?高齢の男性が一瞥した。その視線がやはり、気に障ったのか、「どういう意味だ!」とご婦人が怒りだした。激しい怒りは続いた。 
  二つのシーンはある日のバスの中の出来事。他に何人もの乗客がいたというのに、私も含めて、みな押し黙ったままでいた。その中にはいることはなかった。いずれ、怒りもおさまるだろうと期待しつつ。しかし、何があったのだろうか?本当にふたりのご婦人方の怒りはおさまらずであった。何をあんなに苛苛していたのか・・・・・・
 

  病院の待合室で隣りの女性に声をかけられた。最初は意味が分からなかったが、どうもマニキュアをしている私の指の事を言っている。自分と同じだと。どこかの先生が、お洒落の為に、元気になるわよと言われ、そのピンクのマニキュアをしてくれたと言う。小さな爪に透明なピンクのマニキュアが可愛らしく塗られていた。「もう91歳になるのよ」と言う。「まあ!!」と私が驚くと、ご満悦のようであった。詩吟が趣味でこの間は詩吟の発表会に出たのだと言う。毎日、食事づくりも洗濯も身の回りの事は、全部自分でしているのよ!と話す。大笑いしていた。耳もよく聞こえるし、どこもカラダは悪いところはないのと・・・・・では、どうして病院に?とも思ったが、とても嬉しそうに身奇麗にしているおばあちゃまを見るのはとても嬉しい気持ちであった。高齢のご婦人という言い方はしたくない方だった。"おばあちゃま"と呼びたくなる方だった。
  元気でいれば私も91歳なんて年齢をこんなに元気にそして身奇麗に迎えることができるのだろう。ほっとあたたかい気持ちになった。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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