ch11.経済: 2008年3月アーカイブ
ch11.経済 : "地価"という名の生き物 |
||||
国土交通省が今年1月1日時点の公示地価を発表し、全国平均の伸び率は住宅地が前年比プラス1・3%商業地が3・8%と、2年連続上昇ということが分かった。しかし都心部は昨年後半から上昇率の鈍化現象があり地価急騰にブレーキがかかっている。東京23区の住宅地の上昇率も減速している。勿論、投資採算にあわない異常高値への警戒感に加えて、まだまだサブプライム問題による市場の混乱は深く深く影を与えている。
ch11.経済 : サブプライムの怖さ |
||||
新生銀行の本店が売却される。 あの米サブプライム住宅ローン問題による金融市場の混乱で損失が拡大する見込みとなったためだ。売却後しばらくは千代田区の現在のビルに残るものの、3年以内に東京都内の別の場所に本店を移すという。
ちょっといろいろ思い出す。1998年に破綻した日本長期信用銀行を立て直すため2000年にこの新生銀行の社長として招聘された八代さん。素晴らしい方だ。しかし、新生の本店、見上げてみると何とも面白い形をしているといつもいつも感じていた・・・・まあ、どうでもいい話だが・・・。
売却の理由については、資産効率を高めるためということだが。公的資金を投入されているわけであるため、金融庁に提出している経営健全化計画収益目標の達成を危ぶまれているらしい。しかし、つくづく金融は魔物だと思えてしまう。サブプライム関連の損失の拡大は、他の銀行グループにも波及するだろうし、本当に波乱そして波乱が続くのだろう。