ch11.経済: 2006年11月アーカイブ

ch11.経済 : 10万円

 
   全国銀行協会の調べでは今年7~9月期の不正利用による預金口座の利用停止件数は、1万852件。強制解約を加えた合計件数も、1万1431件と拡大したという。これは所謂インターネットサイトの利用代金などを架空請求する振り込め詐欺をはじめとして、ヤミ金への返済振込み口座への不正利用などの犯罪が増加していることが要因らしい。
  実際に、以前、私自身、振り込め詐欺の電話を自宅で受けた時、その“瞬間”に、これが事実か否か?は過ぎる時間の中で自分の中で答えを出すしかなかった。「事故にあった」「痛い痛い」「これから病院に」など、日常生活の中で、ひょっとしたら・・・・の世界が繰り広げられているその時、本当に咄嗟の直感に頼るというか信じるしかない。答えは咄嗟の「勘」のみ。その人の生きてきた中で会得した力のようなもの。それほどに世の中には、いちまいもうわての連中が蠢いているものなのだ。
  慌しい年の瀬を迎えるにつれて、何かが蠢いている・・・・。今日もある送金を終えて郵便局を出ようとした時に局員の一人が「来年の一月から10万円を超える送金は本人確認をさせていただきますのでお読み下さい」と言ってチラシを渡してくれた。マネーロンダリング対策、テロ資金対策か・・・・ATМでは10万円を超える払い込みも出来ないのだ。なんともねぇ・・・・。 


  ちょっとした節約が大きな効果に結びつくと考えてはいてもなかなか出来ないことが多い。コンビニATMもそのひとつ。いざ!という時に多少の手数料は・・・と思いつつ、本当に助かっている。しかし、できれば何とかならないかとずっと思っていましたが・・・・・
  三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、住友信託銀行が、2007年3月期の配当を増額すると発表。三菱東京UFJ銀行の、全国の2万2000台のコンビニATMの利用手数料を、平日昼間(午前8時45分~18時)に無料サービスが来年の3月から始まる予定。でも以外の時間帯は210円から105円。これも何とか利益還元ニーズに応えてくださいよ。

  
   2004年に公費を使った飲食費が試算で3700億元に達したという。日本円で約5兆5500億円。
まさに“公費天国”というのか、中国の公費による飲食費は今年の国防予算は2838億元を大きく上回る数字となった。
  勿論、わが国の最近の公務員の体たらくぶりも報道されるものの、中国のこんな数字を聞くとそのなんというか・・・・腐敗ぶりのすごさを感じる。公費による観光をはじめ公務会議での高級なギフトや記念品。一体、どんな商品なのか知りたい。そして虚偽に切られた多くの領収書など。どの世界も野放しにしているととどまることのない人間の腹黒い欲望を垣間見る。

ch11.経済 : ビル・ゲイツの資金力

何をもって人生成功か!とは難しいものだが、とりあえず資金力から考えると、やはりビルさんは凄い。今回のニュースも「ほーっ」と感動するばかりだ。何とか、自分も頑張ってなんてレベルじゃない・・・・。そんな人々がこの世界には存在する。

  ビルさん、つまりソフトウエア世界最大手、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長が世界最大の産油国、サウジアラビアのアルワリード王子、同ホテルの創業者で最高経営責任者のシャープ氏などと共同でカナダの高級ホテルチェーン、フォーシーズンズ・ホテルの買収に乗り出したという。全株式を現金37億ドル(約4380億円)を投じるそうだ。まさに桁違い。フォーシーズンズ株もこの発表を受けで上昇。ビル・ゲイツ会長の投資スタンスが「短期の利益確保から、長期保有へ」と発表にあってもやはり投資の世界はまだまだちんぷんかんぷん。まだ「ああ、あの結婚式やイベント、お食事会で何度か行ったことがあるあのホテルがねえ」の感覚。

 
  コンビニ最大手のセブンイレブンのが今、大きく変貌している。独自開発した500ミリリットル入りペットボトルの茶飲料3品目の「緑茶」「烏龍茶」「麦茶」を98円で21日から販売する。コンビニが飲料の主力商品である500ミリリットルペットボトルで100円未満の商品を発売するのは初めてのこと。
  24時間営業のスーパーやドラッグストアなどの競合が増えるなか、価格訴求の重要性がより大きな焦点となったからに違いない。
 飲料は、コンビニ全体の売上高の1割程度を占め、3割の弁当に次ぐ主力商品だ。他のコンビニはまさに死活問題だろう。我が家の近くにもセブンの横にローソンがあり、交差点斜め前にエーピーがある、まさに激戦区。またまた11月3日にはエーピーの横に始めて聞いた名前のスーパーが開店した、ここまた安い。主婦としてはまたチョロチョロウロウロするのだ。
 セブンの98円飲料は、独自開発のプライベートブランド。これまで大手メーカーを競わせて共同開発してきた高付加価値で販売価格が高い独自商品とは明らかに一線を画している。
  しかし、よくよく考えてみるとウーロン茶はしようがないが、昔から緑茶、麦茶などは家庭で作るものだった。となれば98円と「安売り」という文字に躍らされているのは消費者そのもの。よく考えよう。「食育」と声高らかにいう方々が「お茶」の一つも満足に淹れることができなくてはしようもない。また、「麦茶」を美味しく感じるあの夏の感覚が子どもたちになくなっていくのかと思うと・・・・。本当に季節感のない日本になっていく。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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