ch11.経済: 2007年5月アーカイブ


  昨夜もファンドなどの金融セミナーを受けていた。680億だとか87兆円という数字を聞いてもピンとこない自分がいた。変な感覚。何となく「分かる」金額がせいぜい一桁から二桁の億くらいか。財務省の工場で一度、14億?くらいの万札の山をみたことがあるからか。
  先週、盛り上がっていたサッカーくじ「BIG」。1週間で昨年分の約半分を売り上げたらしい。みんながもしかしたら1等6億円」のチャンス到来と思ったのだろう。勿論、長蛇の列ができた。あのマジシャンのプリンセス天功がなんと三等に当選したらしい。イリュージョン?!今週は通常の「1等3億円」に戻ったが、しかし3億円といっても凄い金額だ。生活の中で行き交う途方もない数字。「この売り場からでましたらでました」なんてフレーズを見れば、つい並んでしまう。人間とは懲りないところがある。常に「もしかしたら・・・当たるかも・・・・そうしたら」という期待があるのだろう。


  このところマーケティングを勉強していると、やはり、この数年に「何が」が本当に変わっていくと思う。1990年あたりからの経済がどう変化していき、卑近な事例では、我々の生活にどんな変化があったことをもう一度思い出してみるといいかも知れない。理論武装した分析などではなく、これは感性に近い。何かは今、説明しないのだが、多分、この感性のない人は「その時」が到来しても分からないのだろう。着々と私たちり生活が変貌していくだろう。多分この2~3年のうちに。億という金額が「今」のように途方もないものであり続ける人と、そうでない人が判然としてくると思うのだ。これがチャンスなのかも知れない。完全な二極化が始まる。

   
  3月決算企業の発表では結構な好業績だ。が、投資家が慎重でいるのか何故か株式市場は明るくない。
  朝から法務局、税務署と回っていた。サラリーマン時代では出来なかったこと、知らなくても過ごせたことなどを一つ一つ。なかなか勉強することが多い。しかし人生後半戦、まあ、呆けずに生きていくのには最適かも知れないと、改めて、生涯、現役で行こうと思った次第だ。
  「これまで以上に応援しますよ」というメールが入る。考えみれば幸せなことだ。このような人間関係があったのか!と、たとえは少々気持ちは悪い?が“疑いを知らぬ少女”のように純に喜んでしまった。とにかく、「ビジネスとは最初も最後も信用と信頼関係が大切」だと、何人もの先輩諸氏から言われる。とどのつまり、“それが全てですよ”と強調される。
  

  しかし、税務署というところは実に特殊なにおいがするものだ。ちょっと話はそれるが、以前、世田谷の主婦がFXなどで2005年までの3年間に儲けた4億もの所得を隠して1億3900万円を脱税することがあったが、この所得の原資になったのは母親の相続財産だったらしい。預貯金をはじめ、着物や宝飾品を購入・・・なんだか、それだけか?という感じがしてしまう。元会社員の男性も、FXや原油先物取引で2006年までの2年間で7億5000万円の所得を隠し、約2億7000万円を脱税し、東京国税局が、所得税法違反罪で東京地検に告発したことがある。
  まだ私は何十億円というものを自分の手にしたことがないので何ともいえないが、どこかに隠してしまいたいという心理は想像できる。しかし、脱税はいけないな。今後、自分の仕事がどのようになっていくかは全く未知数であるが、「儲かる会社に」と応援団からもあれこれ言われるが、良い形で儲けて、すべきことはちゃんとしていかなくてはと思う。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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