ch11.経済: 2006年7月アーカイブ

ch11.経済 : 野菜が高いよ!


  ふーっと溜息が出るくらいに野菜が高い。これを買おうと思ってスーパーに行っても、「あれあれ~」と思う。飲み会での5000円ぽっきり会費だ、お食事会の8000円会費というのは、「まあ、いたし方ない」と思うのだが、3本220円のキュウリ、290円のブロッコリー、280円のホウレンソウなど見てしまうと、「やーめた」となる。結局「日持ちもするかぁ・・・」という感じでキャベツの大玉250円を選んでしまう。

  今年ばかりでない、日本の豪雨。台所を直撃だ。欧米の猛暑だって確実に進む地球温暖化は人間の暮らしに牙をむいている。生活の工夫のひとつで、省エネ製品を選んだとしても世界の消費エネルギーは増し続けているのだ。地球の異常が恒常化している今、天災というくくりでは済まされないのだろう。

  アメリカではブッシュ大統領が打ち出した新エネルギー政策に基づきエタノールとガソリンを混ぜた燃料の普及に伴って、トウモロコシ価格が急騰。このあおりを受ければ、食品メーカーが製品値上げは必至。世界的な食料価格への影響が出てくる。また、「コーンベルト地帯」と呼ばれる米中部などの主要生産地にここ数年、日照りが続いたこともトウモロコシ価格の上昇につながっている。 米国産小麦も天候などの影響で生産量が減少。
  

  生きることは食べることでもある。日々の暮らしの中で主婦たちのぼやきが聞こえてくる。

  
  
 
 

 インターネット書籍販売最大手のアマゾンジャパンが、自社サイトに小売店など第三者の出店者を集めて仮想商店街機能を導入する計画を打ち出した。 楽天が新たに「プラン2020」で2020年に流通総額10兆円を目指す考えを明らかにする。
  ところで2000年11月に書籍販売を開始したアマゾンジャパン。私もこのプログでお世話になっている。書籍などの購入は、私の周囲の人間は殆どがネットで購入している。この気軽さで急成長しているのだ。現在は書籍の他、DVDや家電など販売も含め、取扱商品は1000万点を超えているという。更なる仮想商店街機能を導入。第三者による商品を加えることで商品数を拡大による利用者の利便性のアップ。勿論、ヤフーも事業強化をしてくるだろうし・・・・仮想商店街ビジネスは再び日戦国時代を迎える。さて、戦術・戦略は。


   日銀による「ゼロ金利」政策解除を受けて、金利引き上げの動きが広がっている。約1500兆円にのぼる個人金融資産の囲い込みを狙った金利引き上げ競争が始まった。 特に2007年から2010年にかけて一斉に定年を迎える約300万人と言われる団塊世代。彼らは退職金をほぼ満額受け取れ、総額は80兆円にも達すると言われる。バブルの時に買った住宅のローンや教育費負担からも解放される。定年ラッシュ後は金融資産ン千万円のプチ富裕層が続出するのだ。こんなお金に金融機関は虎視眈々。団塊世代の巨額マネーの争奪戦の幕開けだ。
   しかし、この年代のサラリーマンたちは、高度成長期以降の高金利時代に、せっせと預貯金に励んできた。運用という発想がなくとも、つぶれることのない銀行に預けてさえおけば、資産は増えてきた時代。「資産家」予備軍なのに、なんともピンと来ていない。
  水は高いところから低いところへ流れるが、お金は金利の高いところへ高いところへと流れていく。しばらく普通口座でじっとしているお金たち。「お金」とは一体何なのか?ちょっと童心にかえって考えてみるのもいい。ちょっとした社会科や家庭科の授業だ。健康に留意して、気持ちも若い世代。「長生き」しすぎるとリスクもある。特にサラリーマンは組織を離れた後に愕然とすることがいろいろあることに気づく。これまた勉強。浜辺で急に年老いてしまう浦島太郎にだけはならないようにしたい。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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