ch11.経済: 2009年1月アーカイブ
ch11.経済 : すごいよ!若者パワー |
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毎日、頭の中にある言葉は「突破口」。日本人の体質ってどうしちゃったんだろうと思う日々。何とも元気がない。体で言えば、動脈硬化をおこしている感覚だ。「今更・・・」とか「もう・・・・」とかいう言葉はやめよう。
従業員数人の零細な町工場や個人経営の商店主が産学連携に意外と積極的であるという記事を読んで、気持ちが明るくなった。まあ政府系金融機関の統合で2008年10月に発足した日本政策金融公庫が実施した初のアンケート結果ではあるが。特に、事業者側が産学連携の活用で商品・サービスの開発企画や評価委託、販路開拓などに結びつけた実例のうち、大学側に連携を直接申し入れたケースが5割以上を占めたという実態。
昨年、発足させた産学ラボ「U-BRAINS」だが、寄せられる大学生からのレポートを読んでいても、若さのエネルギーを使わぬ手はないでしょ!?という思いで一杯である。
ch11.経済 : 変わるということ |
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100年に1度の不景気だと言われても・・・実はどこか言葉に左右されてしまっている。
1月12日の成人式に晴れ着で華やいでいる新成人を見ながら、この若者達が誕生した頃を思い出してみる。所謂、バブルの波にのり、当時、就職は売り手市場。内定の後に、他の企業にいかないためにクルマをプレゼントした会社もあった。株も化け物のように姿を変えていた。ゼロがひとつ違うというボーナス支給で、女の子にダイヤモンドをプレゼントする男も多かった。何もかもが絶頂期で、某不動産屋さんのパーティーではレミーの回しのみという実に品の無い光景さえあった。銀座も活気づいて、ママたちの頬は紅潮していた。銀行は「貸しますよ~貸しますよ~いくら必要か言って下さ~い」と迫っていた・・・・・今となっては、まるでマッチ売りの少女がマッチをすり、その明かりの中に見えるつかの間の夢の光景。
このところ「もしや・・・・」といろいろ危惧していたことが次々と現実になる。今年は「東京モーターショー」の開催予定の年だ。10月といえども既に、準備に向けて着々と進むものなのだ。しかし、米自動車大手3社など海外の主要メーカーは昨年12月末の期限を過ぎても参加登録を済ませていないらしい。主催者側の日本自動車工業会は「引き続き申し込みを受け入れる」との事だが、そうとしか言いようがないだろう。勿論、国内の自動車メーカーもいろいろ検討するだろうが、海外からの参加無しで果たして展示会になるのか?実に危い。
変わるということは、血だらけになるほどに苦しい。しかしこれまでの快感や思考回路、価値観など新しい触角で転換していかないと本当に生き延びることは出来ない世の中となっている。実感実感の日々。死んでしまったらしようもない。死なない程度に大手術して変わっていかなければならない時代なのだ。それも楽ちんな、喉元すぎれば何とやらの一時凌ぎではなく必ず来る「未来」を見つめながら。しかし、一度ついてしまったいろいろな垢はなかなかとれない。考えている以上に難しいものなのだが。
ch11.経済 : "人"だからこそ出来る |
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日々生活をしている中で、いろいろな事に好奇心と興味が湧いてくる。"ちょっと落ち着きなさいよっ!"というほどまあ、いろんな分野が広がっているのだが・・・・。特に、六角形の構造をして鋼鉄の約20倍もの強さを持つカーボンナノチューブ、そしてバイオマスはいつも頭の中を動き回っている。
なかなか、これまで人間は石油依存エネルギーからの脱却が出来なかったのだが、原油価格、資源枯渇、そして地球温暖化防止といことでいよいよ代替の一つとしてのバイオマスがとりあげられてきているのだ。植物は二酸化炭素を増やさないカーボンニュートラルの性質を持つということ。燃料としても所謂CO2の排出分としてカウントされないから温暖化対策としても有利。
カーボンナノチューブにしても今後は電気自動車にも応用されると聞いた。バイオマスもエネルギーや製造装置などを含めた利用市場は4000億も予想されているらしい。
毎日毎日、雇用問題をはじめ、歯軋りしたくなるほどの社会情勢。みんな苦しい。その苦しさで変わっていく人を何人も見ている。(いや、確かに潤沢な人もいるだろうが・・・・)
しかし、よく考えれば、利他行動が出来るのは"人"ならではの事である。知恵が湧き、そして作り出すのも"人"である。今か゜マイナス100ならひとつでもプラスに。ゼロになったらプラス1にしていこう。生きていれば出来る。