ch11.経済: 2007年10月アーカイブ

ch11.経済 : 変わるということ



  日本経団連が大手企業127社、今年の冬のボーナス妥結状況を発表。。非鉄・金属などが全体を押し上げ、伸び率も5年連続のプラスと好調な業績だ。 まあ、ホクホク~なんて事も言われているが、あくまでも一部のことか。
  もうすぐ11月だが、中小企業、そして個人のひとりびとりも本当に必死で仕事をしているのだ。「ひさしぶりにアドレナリンが」とビジネスパートナーからメールが入った。来週の"その日"の決着まで、土曜日も日曜日もなく努力に努力を重ねている。彼の頭の中には、悪意のあることなど、考える時間も余裕もない。
  最近は企業の不祥事を聞いても「驚かなくなっている」そんな自分が嫌になる。しかし、ゴルフ接待だ、高級料亭だ、すっぽんだ・・・と国防の要たる人間の恥ずべき言動。日本の平和ボケをつくづく感じ、言葉も失う。企業もそして国も時代の変化に敏感に変わっていかなくてはならない時期に入っているのだ。

ch11.経済 : 人生設計って・・・・



   昔、「80まで生きるとして・・・」と仮定?の話か。その後に、あーだーこーだーと人生設計をしていた女性がいた。まだ1人でいるのだと思うが・・・・。一体彼女は今どこでどうしているのだろう?と思う。まだ80歳にはなっていないと思うが。
  私自身も、これまで本当に普通の生活者として生きていた。そんな中で一番高価な買い物は何か?と思えばブランド品でも宝石でもなく、不動産・住宅であったと思う。人生の大半を占めてしまった気さえする。
  一戸建ての話はさておいて。このところの新築マンションの発売戸数が大幅に落ち込んでいる背景に、過度の価格上昇があるといわれている。特に東京23区の傾向は顕著だ。例えば、マンションの購入を希望する団塊ジュニア世代の平均的な年収が700万円。住宅購入で、無理なく支払えるのは「年収の5倍程度」と言われるから、ざっと3500万円の設定だろう。
  しかし現実は本当に厳しい。この1年ほどで急激にマンション価格が高くなってきている現実がある。夫婦で収入があっても購入意欲の盛んな団塊ジュニア層が購入できる物件は確実に減少しつつあるという状態なのだ。今、不動産経済研究所はこの地価上昇の中、建設コストアップとあいまってマンションの価格は下がらないとシビアに分析する。
  しかし、今思い出せば、背筋が凍るほどの悪夢「バブル」時期。まるでアクロバットのような不動産の取引があった。「マンションころがし」なんて言葉もあった。社会が浮かれそして浮かれていたのだ。人生の大半を占めてきてしまった・・・と感じるほどのものが、今意欲旺盛な世代がもがいても買えない現実とは?実に皮肉な世の中だ。


  日常、仕事をしている中で、だいたい電車や地下鉄での移動なのだが、もう時間がない!緊急事態!だとか、駅までちょっと・・・、荷物が余りにも!という状態の時はタクシーを使うことが多い。
  東京地区のそのタクシー運賃が7%の値上げを国土省が認めた。現在初乗りが660円が710円となる。なんだか、とてもアップした感覚だ。
  東京地区の初乗り運賃の上限額引き上げが認可されるのは、消費税率が3%から5%に引き上げられた1997年4月以来約10年ぶりのことだ。
  しかし乗る側が「高い」とは言ってもあの規制緩和で新規参入が増加した中、タクシー運転手の賃金が低下したのも事実だ。狂気ともいえるほどのあのバブル時代。その頃と比較すれば、今では本当にタクシーには乗らないのでははないか?
  なんだかんだぶづふつ言ってはみるが、やはり「その時」はどうしようもない状態で手をあげざるをえない。初乗り料金でいくか?と思ったら意外と混んでいて、カシャッと料金メーターがあがるかどうかのドキドキ感。「660円」という初乗り料金の事も何れ忘れてしまうのだろうが。

ch11.経済 : 日本郵政グループ誕生

   
  ついに!というか、「郵政民営化、これ一筋」で推し進めてきた小泉純一郎元首相は今、どんな気持ちでいるのだろうか?ちょっと聞いてみたい気持ちもする。
  2007年10月1日、郵政事業が民営・分社化され「日本郵政グループ」に生まれ変わった。国営・公社として136年続いたものが変わる。これは1987年の旧国鉄以来20年ぶりの一大施策の実現。やはり歴史的なことだ。
  日本郵政公社は社員は約24万人。この数はちょっと想像できない社員数だ。社員数もそうなのだが、政府全額出資の持ち株会社「日本郵政」の傘下のもとに銀行、保険など4事業会社がはいる。見込まれる純利益(2011年度5870億円)もまた凄い。凄い凄いとばかり言っていられず。世の中はますます推移していく。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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