ch11.経済: 2008年2月アーカイブ
ch11.経済 : 危うさ |
||||
その日・・・・・
信金中央金庫のシステム障害があった。夜を徹して復旧作業で、26日午前に解決したが。原因は取引情報のやりとりを制御するソフトウエアの不具合ということだったらしい。この「不具合」ということを前に素人は暫くは身動きできない状態になる。たまたま送金の問題にトラブルがあり、案の定、かなりの時間、そのことに振り回される。
最近では、気軽に携帯で送金したり。「数字」を見ているだけのある意味、ゲーム感覚は本気でまずい・・・と思うようになっている。天災やら、何か社会にパニックがいつ起こるか分からない?ということもあろう。というのに便利すぎる生活に完全に麻痺している自分に気付く。データが飛んじゃった!あーっ!ということであたふたしたことがどれだけあったか。携帯やパソコンに頼りきっていることは・・・・・危うい危うい。
例えば、サラリーマンは給与振込みが当たり前だろうが、その昔、現金でもらっていた時代もある。その時のお札一枚の感覚は完全に消えている。キャッシュカードが出来た時も、当時、母は「嫌なのよね」と言って銀行窓口に印鑑と通帳を持っていった記憶がある。
今は何もかもが「数字」での処理。あの頃の「重み」の感覚を忘れずにいないと本当にまずいぞ。便利さに頼り切っていたら、いつか落とし穴に嵌るそんな気がしてきた。
ch11.経済 : じわりじわり |
||||
なんだかんだと値上げが話題になる。先般もある酒席で「なんで日本で小麦が作れないんだ」と言いだしたものがいたが、まあ、酒席であったということもあるのだろうが、誰もそれにきちんとした説明が出来ないでいた。
4月から輸入小麦の価格が引き上げられた場合、パンなどの再値上げが避けられないと製パン業界最大手の山崎製パンが見通しを示した。えっ、パンが?と思うかも知れないが、小麦を含む原材料費について4月以降は1カ月あたり8億円の負担増が見込まれる」というのが実態。昨年末に約24年ぶりの値上げをしたばかり。また、この4月からはびっくりするような生活の変化が待ち受けている。それはじわりじわりという表現がぴったりなのかも知れない。
ch11.経済 : 中国製冷凍餃子中毒事件で学ぶ事 |
||||
まだまだ謎の多い「冷凍餃子」の事件。この世は全く不透明。"明日は分からない"ということが多い。
日本たばこ産業の子会社のジェイティフーズが輸入販売した中国製冷凍ギョーザ中毒事件は2008年3月期決算で冷凍食品事業で80億円の減収、営業赤字に転落の可能性大となった。4月に予定していた日清食品との冷食事業の統合は白紙撤回したばかり。タバコに次いで食品事業を育てていこうとする戦略が大きく狂い始めた。
今流れているテレビコマーシャルでもただ、ずらずら~と商品名を並べて注意を促しているものの、「これではよく分からない!」という声も多い。その上、商品の自主回収にかかる費用はどこまで膨らんでいくのか?全く見通しもたたないというのはこんなことだろう。
「私、手抜きをやめて、お弁当は愛情たっぷりの手作りにしています」というような主婦のコメントが主婦の心にピンッと届くワイドショーで流れていては、主婦は「そうよねぇ」と同調してあんなに家事の手助けをしてくれた冷凍食品から一時 的にしても心は離れていく。冷凍食品を使わない事=手抜きをやめました・・・・なってしまうのだから。冷凍食品は何も家庭内だけで消費しているものでない。「愛情たっぷりの~」では済まされない施設他での現状もあるのだから。
ch11.経済 : 老後って? |
||||
人間は生きていると常に何らかの不安や心配を誰でもかかえているものだろう。まあ、中には何もなし!という羨ましき限りの方もいるのだろうが。
アクサグループが、世界各国の就労者を対象に退職後の生活に関する意識調査をして、その結果、日本では既に退職後の準備を始めていると答えた人の割合が、前回(2006年)調査と比べ大幅に増加したという。
退職後の準備を始めた年齢も31歳と前回よりの5歳も若くなり。第1回目の結果(52歳)から連続して若年化してきているという。30代といえば、漸く、仕事が面白くなって「いざ!これから」という年代ではないのか?。しかしたとえ仕事が面白くなったといっても、まだまだ未熟だし途上だ。そんな時に、退職後の生活への不安をかかえ、老後の備えを進めているとは・・・・・
「消えた年金問題」など社会保障に対する不信の高まりがはこれからという世代を萎縮させてしまっている。高齢者が「いやあ、老後が心配でね」「ああ、もう老後でした」なんて、ちょっと茶化した話もあるものの、若年化という現象は本当に深刻な問題だろう。心配の渦の中にいる世代よ・・・・・