ch11.経済: 2007年4月アーカイブ
ch11.経済 : 丸裸にされた個人データ |
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毎日沢山届けられる郵便物の中にあった一通の封書が目に入った。ある保険会社からのものだ。
開封してみると、「お客様情報の不正持ち出しに関するお詫びとお知らせ」とある。以前、ダイレクトメール発送業務を委託してた大日本印刷において従業員が不正に持ち出したという、あの不祥事のことだ。不正に持ち出されたというお客様情報の内容は氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、保険料・・・・とある。それも3年半ほどの長い期間のデータだ。「えっ!趣味とか血液型とかない?」だけで、殆ど丸裸の状態ではないか・・・と溜息がでた。
友人の金融関係者が昔、住所と氏名、そてし生年月日が分かれば、たいがいの個人に関する情報は分かるものだと言っていたことがある。
現在までのところ、該当する情報がさらに第三者に流出した事実や不正利用されるなどの二次被害は確認されていませんという文章に、波線がひかれている。しかし、流出したものはもう、どうしようもない。
かつて、一度だけだが振込み詐欺の電話がかかってきたことがあった。その時、娘の名前やもろもろ・・・。それは何かが洩れたとしか考えられない電話だった。電話を聞きながら、私に少しばかり「冷静さ」が残っていたからよいものの、多分、普通は?動転してしまう人が多いのではないかと思う内容だった。既に、私だけでなく、その流出した膨大な数の個人のデータ。不正に持ち出されたものはしようがない。不正な使われ方がないことをせつに祈るしかない。
ch11.経済 : 電子マネー |
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スイカが首都圏の私鉄、地下鉄、バスでも使えるようになったが、意外とスイカとパスモのことで混乱しているおじさん、おばさんの姿をちょくちょく見る。駅員さんや、窓口で「・・・・だから、何なんだってきいているんだよっ!」とかなり怒っているおじさん、「何がなんだか分からないわよっ」とぶつぶつ言うおばさんもいた。たまたま、緑の窓口に行ったら私の前に並んでいた二組は「もースイカはいらないよねっ」といい、「手数料引かせてもらいますが?」という担当の人に「もう、いいっす」と言いながらスイカの精算をしていた。
考えてみれば、私たちの生活はカード一枚でピッピッと通過できる便利さが当たり前になってきている。駅の売店での精算もピッで終わり。ちょっと外でコーヒーを飲んでもコンビにでもエディのシャリリ~ンという音が好きでよく利用している。本当に小銭を持たなくなっている。
イオンが4月下旬から電子マネーのワオンを発行するらしい。首都圏と新潟県の一部のジャスコ、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、カルフールなどイオングループの約100店で先ずはスタート。来年の4月までに何と800万枚の発行を見込らしい。コンビニのローソンなどや外食産業の店舗で利用できるように提携交渉が進行中とか。
一方でセブン&アイ・ホールディングスもナナコがもう直ぐ開始。展開はセブンイレブンでだけ都内の1500店のスタート。電子マネーの名前を覚えていくだけでも大変。今から数年前には、これほどに電子マネーが生活に浸透していくなんて考えていなかった。主婦の財布の中にポイントカードが平均8枚は入っているなんて調査をかなり前にしたことがあったが、確実に電子マネーの数も増えていくことだろう。
店舗で「・・・・だから、何なんだって聞いているんだよっ!」とキレたり、「何が何だか分からないのよねっ!」とぶづぶついうのだけは注意しておかないとね。