ch11.経済: 2008年12月アーカイブ
ch11.経済 : 日々、コツコツコツコツ・・・・ |
||||
東京23区で資源とゴミの出し方が10月1日から変わってから「私はこんなに神経質だったか?」と思うほどにこまめな分類をしている。当初は「ああ!面倒っ!やってられなーい!どーしたことかっ!」と思っていたが・・・・。ゴミと生活は本当にしっかりと結びついていることを実感。コツコツと分類を続けているうちに自分の生活をじっと見つめる事が出来た。どんなゴミ多く出す生活をしているのか?が分かる切欠にもなった。大いに反省も出来る。それで改善することになった。何でも意識するということはいいことである。
見つめて反省といえば、経済産業省が検討している新しい電気料金制度を適用すると、北海道から沖縄までの10電力会社が来年2009年5月からの標準世帯の電気代は1~3月と比較すると数百円~最大なんと1000円程度程度値下がりする見通しであることが分かった。原油の国際相場は今夏に1バレル=147ドルという史上最高値をつけたあと急落し、今月に入って40ドルを下回る水準で推移していることが理由。値下がりとは嬉しいことだ。
原油にしても何でも、資源とは永遠ではない。何でもかんでも欲求のまま消費している生活を考え直さないと。資源ごみの分類は日々、習慣のようになった。どんなに仕事に忙殺されていても、習慣とは怖ろしいもので、台所で料理している時もこれまでとは違って、頭もフル回転する。自分の小さな生活の中でも如何に無駄を省いた生活が大切だって事、日々の心がけで変わる。これは実感できる。例えば昔々、母親や祖母たちがこまごま実行してきた"生活の知恵"を思い出して見ることも良い。「ほら、電気がつけっ放しでしょ!消して」・・・そんな声が聞こえてくる。
ch11.経済 : "意味ある"事 |
||||
いろいろなプロジェクトに拘わっていると、先ず気がついたことがある。その人々の仕事のやり方というか・・・・要は「性格」が丸出しになるということ。良くも悪くもだが。だからこそ面白い。やめられない。ひとつの組織、いわば会社にいる時は「性格」などと言っていられない。先ずは、組織人としてどう動くか?が問題。それが先決だから。あいつの上だ~下だ~ということは勿論、「もし、こんなこと言ったら」「もしこんなことをしたら出世に響く」なんてね。しかし、バリバリイーブンな関係の中ではもろ「ビジネス感」そのもので動かざるを得ない。上も下もありゃしない。だから怖さ100%で、実に面白いのだ。
昨日、無事に、「U-BRAINS」という学生と企業や地域のコラボレーションプロジェクト・未来センスラボの設立説明会が終わった。新聞社時代の大先輩のいるフジサンケイビジネスアイに説明会の告知広告を2回も掲載したり、いろいろな知り合いに「参加してみないか?」なんて誘いの電話やメールをしたり。しかし、「ねえ!飲もうよ~」でなく「U-BRAINS設立説明会」というのであるから、飲み会みたいに、バンバン集まるわけもない。しかし、ああ!どうなるのだ?と思っていたのも杞憂。会場には予定していた35社ほどが参加。もう、参加企業のビシバシ手厳しい質問もいっぱい。皆様の自己紹介も本当にユニークで楽しいものだった。
ゲストに女優のサヘル・ローズさんを呼び、イランの学生事情、そして日本の学生事情などサヘルの思ったままの事をスピーチしてもらった。イランの学生と日本の学生の違いをわかりやすく解説してくれた。これが本当に良かったのだ。参加者も大満足。帰りには少し興奮気味で「実によかった!」と言ってくださった方もいた。
このプロジェクトで一緒に仕事をしている茅根大嗣さんもプログで紹介していた。
「愛らしい表情が印象的です。イランでは自分からことを起こさないと、誰も助けてくれないから砂漠にざくろを植えて、緑化することでお金を政府からもらって、果実を販売もしている。それが結果としてECOにつながっているという。イランも日本も大好きな彼女。「今の日本の学生は、人間に興味を持とうよ!」澄んだ瞳が、参加者を感動させてくれました。未来センス=命のセンス。騒乱を生きぬいてきた乙女の祈りを感じました。とっても素敵な若者です。大ファンになりました!TVのコメンテイターも勤める女優さんですから、反応もいい!!」と書いていました。
また、今回のプロジェクトに一緒にしている就職課の内田社長のスピーチも彼独特のオーラがあった。「意味のないことはしたくない」。内田さんだから実に説得力がある言葉だ。そうそう、世の中には、人々には、世界にはいろいろな事情や事柄がある。「そうかぁ?」なんて皮肉っている老獪紳士は要らない。やはり、やりぬくためには「意味あること」を推進していかなくてはならない。そう考えれば、方向性もしっかりと見えてくると確信した。
ch11.経済 : 欺瞞の日々 |
||||
「実は、ビジネスのことで・・・」と言葉巧みにいろいろな話が飛び込んでくることがある。ネットワークなんとやら~手練手管でやってくる。しかし、いいことはない。(と思っている) 先ず、人間関係が壊れていく。何度か見た。その度に「ああ、人間って」と思うものだ。
さて、所謂"ねずみ講"に似た手口で投資家になんと500億ドルの損失を与えた疑いで米中堅証券、バーナード・マドフ証券のバーナード・マドフ社長がFBIに逮捕されたという。500億ドルというと4兆円5000億円くらい。ちょっと想像できない額だ。世界の金融やファンドに対する被害影響も大きく、日本でも野村ホールディングスも損失は避けられないそうだ。
社員も立ち入りを禁止した秘密のフロアが史上最大の詐欺事件の拠点になったとか・・・・これは、フィクションドラマではない。現実にこんなことがあったのか?と思う。
しかし、マドフ容疑者とは別に著名な慈善家の顔も持っていた・・・・というところが、嗚呼!まさに"凶ごと"。1967年のミュージカル「ヘア」杮落とし公演で有名なニューヨークの「パブリック・シアター」に2007年に5万ドルを寄付。また恵まれない子どもを支援する「ロビンフッド基金」や反飢餓計画運営の「シティ・ハーベスト」、マイノリティー学生向け奨学基金「プレップ・フォー・プレップ」などにも大口の寄付を行っていたというから、人は騙されてしまうよね。 彼の逮捕は金融業界への影響だけでなく、こうした多くの慈善団体が資金を絶たれ苦境に立たされることにもなったのだ。 欺瞞とは人を不幸にしていくだけだ。結局、何もないのだ。