ch11.経済: 2010年3月アーカイブ

ch11.経済 : 牛丼話

   先般、イベントが始まるまで少し時間があったのでティールームで珈琲を飲むことにした。大好きな窓際で外の景色でも眺めながら・・・と思って珈琲を飲んでいると、すぐ近くの席にビジネスマン風の男性が三人座った。私は本でも少し読んでいようと文庫本を広げていたのだが・・・・


  三人はマーケティング関連の話しを一生懸命にしていたのだが、一人が「やっぱり王将は満足!という感じですよね」というと、二人も「そうそう」と同感のようだ。そして「でも牛丼といったら絶対に吉野家ですよね、すき家の社長があの味は出せないって言ったらしいっすよ、ハハハ」と牛丼話にうつる。すると「そりゃすごい話しだねぇ!確かに!あの味は出せないかもな」とピシッと言う。そうなのか・・そんな味なのか!と思う。実は恥ずかしながら、私はまだ牛丼屋の前は通ったことはあっても牛丼を食べたことがないのだ・・・
  「吉野家の牛丼だってもう食べ方が千差万別ですよ」と言うと、「紅ショウガは兎に角沢山入れて、一気に混ぜると旨いですよ」と一人が言う。するともう一人が「いやいや、半分はその食べ方にしてもいいけど、残り半分には卵をさっさっと混ぜる。これに限るよ」と言い返している。彼らは熱気をおびて暫く牛丼の食べ方の話しを続けている。内容がちょっと面白くて、結局は本は"読んでいるふり"で終わってしまった・・・・あああ。

  ところで吉野家ホールディングスは4月7日午前11時~13日午後3時までの期間限定で、牛丼や牛皿などをそれぞれ110円値下げするそうだ。牛丼の並盛りは380円というから270円となる。ゼンショーが展開する「すき家」が打ち出す280円という最安値を下回るということか。しかし牛丼の世界も"深い"。もさもさ言っていなていで私も牛丼に挑戦しようっと。


ch11.経済 : 再び・・・迷走

  ここまでくると失笑?となる。ゆうちょ銀行の預け入れ限度額が2,000万円に引き上げることはつい先日携帯のニュースで知った。しかしこの郵政改革に「限度額聞いていない」と菅直人副総理兼財務相。「電話で話した。あなたの耳が悪い」と金融・郵政担当相亀井さん。双方の口げんかは本当に信じられない光景だ。亀井さんの回答に「了解はしていません」と相変わらずの無表情の鳩山さん。今回もまた、迷走。振り回される鳩山政権の弱点が丸見えになった感だ。だが、記者の質問に対しても「あんたはどこの人」など、亀井さんは言い方も実に品がない方だ。
  先般、友人が「あああ、つくづく日本は酷い状態だよなぁ~日本脱出したい気分だよ」と冗談めかしに言っていたが、冗談にも考えられない現在の国家運営だ。

   厳しい雰囲気で警察官が銀行内に立っていて、「なになに?」と思う時があった。最近では振込みの手続きをしようとすると確認するような画面まで出てくる。それほどに振り込め詐欺が多いのだと聞いた。しかし、この振り込め詐欺を上回って被害が増えているのが、高齢者を狙った海外投資にまつわる話しらしい。やはり、なんだかんだと言っても高齢者はお金を持っている。「私は大丈夫!」と思っていても、この異常ともいえる低金利時代。そして「まもなく年金制度は破綻する」などと言って年金制度への不安をあおられる。そんな中で、元本保証や高配当をうたった甘い投資話にフラフラきてしまうようだ。はっきりいって海外事業への投資話など実態が如何に把握しにくいか、冷静に考えれば分りそうなのでが、やはり狙われた獲物は捉われてしまうのだろう。

  「中国の好景気を見逃すことはない」とゴルフ会員権の話。またよく聞くのが財宝を積んで沈没した船の引き上げ事業、植林による地球環境への貢献事業、海外の鉱山採掘事業など、一瞬"夢"も感じてしまう話しだ。しかしみんな嘘。虚偽の資産形成話だから注意が必要だ。だが、騙す方と騙される方。騙された側は騙されたと気付くまで騙され続ける。この関係は本当に微妙な心の揺れというか。兎に角、うまい話はないとアタマに叩き込んでいたほうが良い。それでも、騙される人は増え続けている。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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