ch11.経済: 2011年6月アーカイブ
ch11.経済 : 合掌 |
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3.11の震災の日から丁度百箇日を迎えた。行方不明の方を含めると約2万5000人ほどの方の失われた命のことを思う。それぞれの人に家族がいて、友人がいて・・・と思うとただただ冥福を祈るばかりである。この震災のこと、失われた命のことを決して忘れてはいけないことと、悲しみ、喪失感の後にもまだまだ苦しみが続くということも考えないとならない。あの阪神大震災の後のことも思い出せばよい。頑張れということは大切かも知れないが、ただそんなムードに酔っているだけでは人の生活の安定などないのだ。政府の課題は本当に山積みなのである。
辞める辞めないと、そんなことが続いている政府。菅首相が17日の参院東日本大震災復興特別委員会で、ようやくというか、原発の廃炉まで責任を持つことを明確にするために特別立法の制定など法整備の検討に着手したことを明らかにした。あくまでも事事業責任は東京電力ではあるが、廃炉にはどれほどのコストと時間がかかるかということだ。現行法ではがれきや溶融した燃料の処分方法などについて全く明確な規定がないのだから、政府は辞める辞めないなどの次元の話ではなく迅速に対応していかないととりかえしのないことになってしまうことになる。「検討中」という言い回し?もこのような事態の時は具体的にすすめないと。「最後まで責任をもつ体制・・」云々をまだ管さんは言っているようだが所詮、政治にかかわるというかかかわれる時間は限られているのだ。後進に道を譲り、そしてまた道を譲り進んでいくしかない。日本という「未来」を本当に考えたなら、それは十分に分かるはずだ。政治家たちの我欲に固執した延命はもういい。