ch11.経済: 2007年7月アーカイブ

ch11.経済 : 嫌悪感の中にあっても


     ニッポン放送株のインサイダー取引事件で、証券取引法違反罪に問われていた村上ファンド前代表村上世彰被告の判決公判で懲役2年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円との判決が言い渡された。
一時は“もの言う株主”として世間の脚光を浴びていた人だ。毎日、マスコミを賑わせていた時期もあった。
  しかし、法を犯してまでも自らの利益を追求する動きは村上ファンドだけでない。例のブルドックソースに敵対的TOBを仕掛けた米スティール・パートナーズも、東京高裁の審判では“乱用的買収者”までの烙印を押されている。
  今回の判決でも裁判長の言う「徹底した利益至上主義に慄然」ということに考えさせられる。法をおかしてまでの嫌悪感はかなり感じる。ファンドの利益至上主義を悉く非難されても、ファンドマネジャーとなれば、如何に客からのお金をどう利益を生み出していくか・・・それしかないだろう。


   今や、世界中でM&Aは欠かせぬ存在であることは確かだ。いろいろな会社とのお付き合いもあるが、担当の人間に調査してもらえば、利益の大部分がその結果であることさえ多い。踏み込めば踏み込むほど、いろろな世界を見ることとなる。

ch11.経済 : 決戦開始


   都内進出一号店としてJR池袋駅東口に家電量販店最大手のヤマダ電機「LABI池袋」がオープンした。それも、ビックカメラ本店のとなりのとなり。工事が始まった時は「何?」と思って見ていたのだが、ビルが完成に向かっていくうちに「まさか!」、そして今は「本当に凄い」と思って見ている。
   「LABI」は今後3年間でを毎年約3カ所のペースで出店予定で、次は競合のヨドバシカメラが本拠とする新宿駅周辺らしい。とくに今回の池袋出店には経営の殻を打ち破る1つの突破口が狙いというのだからも興味津々だ。最近、会話の中で「いやぁ~、毎日、もたもたしていられませんよ~」なんて使うが、まさに、その“もたもた”なんかしていられない。
  そんな中で、何をもって闘うのか?と考えてしまう。ポイント割引への公正取引委員会の業界指導もあるから、「安いよ~」「安くしちゃうよ」なんていう安売り合戦だけということはないだろう。であるなら・・・・何が始まるのか?いよいよ「ヤマダvsビック」の決戦が始まった。

ch11.経済 : 景気回復?


 
   関西の友人に聞いた。関西で「儲かりまっかぁ」と聞いて「ぼちぼちでんなぁ」と答えるのは、結構いい感じの時らしい。要は、儲かっちゃっているらしい。じゃダメ時は?と聞いたところズバリ「あきまへん」ということだ。
  その点、関東では「景気はどうなの?」と聞いても「まあまあってとこかな?」とちょっとすました感じでかえってくる。関東の回答は何となく冷たい感じが多い。しかし、まあまあとは多分、いいことなのだ。ダメな時は、その人の性格が出てくることがある。「ダメダメダメ」と強く言われれば、もうそれ以上は聞けない。数字で説明してくれる理論家も多い。時に、はしゃぐ人さえいる・・・・わざとらしいが。
まあ、これも私の周囲の一部の話しであろうが・・・・。
 


  先般、某所で若者の波に完全にのまれてしまった。「何なんですかぁ」と聞くと、“セールが始まった”!ということで、もう夏物のセールをしていた。その場はまるで、(自分の記憶では)隅田川の花火大会の会場くらい、凄い状態だった。身動きできなかった。皆が、わんわん買っている姿を見て、景気回復しているのかと思いきや・・・・・。


 全国軽自動車協会連合会が発表した軽自動車の上期の販売台数は1・7%減の105万4080台という発表があった。好調だった軽自動車も4年ぶりに減少に転じ、日本の自動車需要はまさに総崩れの様相。景気が回復しても個人消費に大きな改善がみられず、耐久消費財への出費が家計の中では後回しになっていることが低迷の理由らしい。まだまだ使えるものは後回し。
必要なことは、抜本的な税制見直しか・・・・

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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